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Galaxy Z Fold6レビュー - 「快適なAI活用のためにハイエンド端末を選ぶ」時代の到来か?

マイナビニュース / 2024年9月2日 22時16分

Samsungのプレゼンテーションでは必ず登場する「かこって検索」は、Googleの機能でGalaxy独自というわけではないのでここでは紹介を割愛するとして、まず音声のテキスト化に関する機能をみていきましょう。

最初に紹介するのはレコーダーアプリで、録音した音声をテキスト化してくれるというもの。Pixelなどに搭載されるレコーダーアプリと違うところは、リアルタイムのテキスト化ができないところ。音声化の時間もそれなりにかかります。

精度自体は、「Google Pixel」のレコーダーには叶わないという印象ですが、文字起こし機能の導入当初よりはアップデートにより日本語の精度が向上しているようです。日本語でも発言者の区別ができる点はGalaxy AIの強み。また、翻訳機能が統合されているのも嬉しいところです。

要約機能の利便性も高く、単に文章を要約するのではなく、リスト化して分かりやすくまとめてくれます。ここにも生成AI機能が使われており、特に長時間の講演や会議をまとめるのに役立ちそうです。

さらに通訳機能も搭載されています。これは自分の話した内容を外国語にリアルタイムに翻訳し、相手の返答もリアルタイムに日本語に翻訳してくれるというもので、画面上のテキストと音声によって通訳をしてくれます。

この通訳機能は、特に折りたたみスマートフォンの「Z Fold6」と「Z Flip6」に最適な機能。端末を半ばまで折りたたんで、相手にサブディスプレイ、自分にメイン画面を向けておくと、認識、翻訳したテキストを相手と自分にそれぞれ表示した状態になります。

周辺の騒音/話し方/声の大きさなどさまざまな条件により、正確な通訳ができるとは限りません。このあたりは、確実に使えるというわけではないのですが、うまく機能するとかなり便利になります。海外旅行用に使い方を覚えていくと便利そうです。

通訳機能は、この「会話モード」に加えて「リスニングモード」も搭載しています。これは、講演のように一方的に話している人のスピーチをリアルタイムに通訳していくというもので、まさに同時通訳です。文章の切れ目がたまにおかしくなってしまって文意が伝わらなくなることがありましたが、少なくとも米国の政府要人クラスの英語の発音であればかなり正確に聞き取ってくれるようでした。

リスニングモードでは、同時に音声を記録することもできます。履歴としてテキストが残るだけでなく、録音した音声はレコーダーアプリに保存されるため、文字起こしも可能になります。

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