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Galaxy Z Fold6レビュー - 「快適なAI活用のためにハイエンド端末を選ぶ」時代の到来か?

マイナビニュース / 2024年9月2日 22時16分

「Samsung Notes」では生成AIを使った「スケッチアシスト」機能があり、手書きで書いたイラストを水彩画やイラストといったスタイルに合わせて画像を生成してくれます。この機能は手描きイラストをベースに作品を生み出すというより、元のイラストをベースに清書をするという感じです。そのため、ある程度の絵心がないときちんとした画像が生成されず、「自分の画力以上の画像は生成できない」と言えるかもしれません。

このスケッチアシストは「AIイラスト」として「Samsung Notes」上だけでなく、エッジパネルやSペンのエアコマンドなどからその場で作成することもできます。さらに画面上の写真やイラストなどに手書きで絵を描き加える機能も搭載。既存の写真などに生成AIでオブジェクトを追加したい時に有効です。

この機能はWebサイトの画像にも使えますし、自分で撮影した画像でも使えます。アルバムアプリでは、被写体を長押しで選択肢、削除して背景を埋める塗りつぶしの機能や、被写体を移動させる機能など、手軽に写真に対して生成AIを適用できます。

生成AIによって編集された画像は、「AIで生成されたコンテンツ」という透かしが画像に含まれます。画像に生成AIでの編集履歴などを埋め込むコンテンツ認証情報には対応しておらず、透かし以外にはAIが使われているかどうかは分からないので、SNSなどに投稿する場合、透かしは消さない方がいいでしょう。

「Samsung Notes」アプリは、手書きメモと同時に音声録音が可能で、最終的に録音した音声のテキスト化が可能。加えて、テキスト化した音声の指定位置を選択すると、同じタイミングで手書きしていたメモの場所に移動するという機能も搭載しています。文字起こししたテキストは要約も可能です。AIを使って見出しを付けて内容を箇条書きする「自動フォーマット」や翻訳も可能なので、英語の会議で日本語化してまとめることもできそうです。

Sペンの存在は、「Galaxy Z Fold」シリーズの優位点としては常に指摘しておきたいところ。本体に挿入できず、Sペン Proは別途ケーブル接続が必要なのでしょっちゅう充電を忘れてしまうという欠点はありますが、持っていてよかったと思う瞬間はたびたびあります。「Samsung Notes」のAIや音声テキスト化の機能が統合されたことで、さらに便利に使えそうです。

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