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大河原克行のNewsInsight 第321回 初公開の「EV」コンセプト車両含むシャープの次期技術披露へ、事業化までの距離は?

マイナビニュース / 2024年9月10日 15時9分

同エリアに展示する「AI Partner」および「AIヘルスケアトレーナー2.0」は、CE-LLMを通じて自然な対話を実現し、ユーザーが望む様々なサービスを提供。テレビの大画面を利用して対話ができるのが特徴だ。「新たなテレビの役割を体験してもらえる」と位置づけている。

また、「エリア別選択加熱技術」は、エリアごとに出力を細かく設定し、ひとつのプレート上に乗ったご飯や総菜のあたためと、刺身などの解凍を同時に行える。また、半導体を採用することにより、長寿命で安心安全設計としているのも特徴となっている。集合施設やコンビニエンスストアなどでの利用も想定しており、「冷凍にすることで消費期限を延ばした形で、食品の保存や販売ができるなど、冷凍食材の活用シーンが広がる。店舗や食堂でストックしやすくなり、国内だけで年間400万トン以上が廃棄されていると言われる食品ロスの削減にもつなげることができる」としている。

「Next Communication」のエリアでは、公共空間などの様々な場所における通信技術とAIの組み合わせにより、新たな産業活性化に向けた事例を紹介する。

伝言アシスタント機能や迷惑電話対策機能など、デバイス上で動作する生成AI技術を活用した「生成AI搭載スマートフォン」、高精度な位置情報やスマートフォン内の情報、生成AIを組み合わせて位置を測定する「UWBによる高精度屋内位置測定ソリューション」、基地局装置とコア装置を小型防水トランクケースに収納し、簡単に持ち運べて、どこでも簡単にローカル5Gエリアを構築できる「Instant 5G Network」、最新のPhased Array Antenna技術を使い、圏外エリアでも通信が可能になる小型軽量の「LEO(低軌道)衛星通信端末」、オープンな開発環境で、通信端末の機能カスタマイズを可能にする「Beyond 5G IoT通信端末用SoC」、MRデバイスを使った近未来感のあるトレーニングを体験できる「MR教育・研修ソリューション」を展示する。

「Smart Industry」のエリアにおいては、オフィスや工場などのワークプレイスやモビリティ空間に新しい価値を提供するAI活用技術やソリューションを紹介する。

シミュレーテッド量子アニーリング(SQA)技術を応用し、自動搬送ロボットを利用して物流倉庫内の業務を改革する「次世代SQAロボットストレージシステム」、画像をインプットするだけで、AIが状況を把握し、予測される課題について原因や対策を提案する「AIゼロショット画像認識・課題対策」、光源分離型の小型プロジェクションヘッドにより、あらゆるモノや場所に映像情報を投写する「小型プロジェクションヘッド(Omjectコンセプト)」、薬剤を使用せずにレーザー光で、害虫駆除や害鳥忌避、除草を実現する「農業用途向け半導体レーザーモジュール」、人肌検知と脈波測定ができる「ハイブリッドセンサ」、多点point検知により対象物との距離を高精度に出力する「多点検知ToF型測距Sensor」を展示する。

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