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Intel Lunar Lakeを大々的に発表の「Intel Connection Japan 2024」、AI PCは早くも2世代目へ

マイナビニュース / 2024年9月11日 20時11分

インテルは新CPUの説明で「(買い替えを検討し始める)3世代前のCPU」との性能差を語る事が多いのですが、今回は現行製品であるCore Ultra シリーズ1やAI PCのライバルとの比較を行っていました。

シリーズ1のMeteo Lakeと比較して電力効率は最大2.29倍、GPUの電力効率は最大2倍。スレッドパフォーマンスは3倍、ゲーミングパフォーマンスは30%アップと非常に大きな差となりました。

バッテリーライフもシステムとして倍に増え、ワット当たり性能とGPUの電力効率も二倍。さらに「x86はARMと比較して消費電力が大きい」という従来の定説を覆すべくQualcomm X1E-87-100比で20%パフォーマンス/ワットがよいというデータも提示しました。

Lunar Lakeの性能の背景にあるのは全面的に刷新されたLionCove(P-Core)、Skymont(E-Core)のCPUコアです。P-Coreは電力効率を上げる事を重視し、長年続けていたハイパースレッドを止めました。また、幅広い周波数で電力効率を上げた事でE-Coreは1種類に統合。クロックあたりの命令実行数(Instruction Per Clock:IPC)はE-Coreで68%、P-Coreで15%も向上し、スレッド当たりのパフォーマンスが3倍となりました。

インテル関係者からは「E-Coreは『ATOM』だからという声をよく聞くが、最近のE-Coreは非常に進化している」という発言をよく聞きます。Skymontコアの性能アップはかなり高い印象を受けました。結果として、17W定格性能で比較するとMeteo Lakeの12C14TよりもLunar Lakeの8C8Tの方が速いという結果になっています。

GPUも第二世代Xe-Coreとなって性能アップ。特にAI演算で多用される行列演算をサポートするXMXエンジンが加わったのがポイントです。細かいところですが最新の動画フォーマットVersatile Video Coding (VVC) のデコードもサポートしているので数年後の動画でも円滑な再生が期待できます。

安生氏によるとAI PCで増えたNPUの利用はデベロッパーに対するアンケートでは、2024年から2025年にかけてもあまり増えず、GPUを使用するケースが多いため、GPUのパフォーマンスが重要だといいます。

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