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Intel Lunar Lakeを大々的に発表の「Intel Connection Japan 2024」、AI PCは早くも2世代目へ

マイナビニュース / 2024年9月11日 20時11分

Lunar Lakeの演算速度はCPU 5TOPS、GPU 67TOPS、NPU 48TOPSの120 TOPS(注:SKUによって異なるので最大値)な一方、CPUは小さな処理には有利で、NPUは音声からLLMにも向いていると説明。GPUは今回XMXがあるので画像生成も得意になった反面、消費電力はNPUより高いことを説明していました。アプリケーション開発者はNPUとGPUの適切な選択が重要かもしれません。

AI PCとしてもQualcommを大きく上回るだけでなく、Qualcommでは動作しないソフトもきちんと動作すると「妥協しない互換性」をアピール。AI PCだからAIアプリや最新のアプリだけ動作すればよいのではありません。業務アプリの中には古くて改定できないものを使わざるを得ないケースもあります。その意味では最新アプリもレガシー共々動作するというのはメリットでしょう。

AI PCとしての性能に関してはGeekbench AIの結果を使い、CPU / NPU/GPU共にライバル(AMD HX370/Qualcomm X1E-78-100)よりも早く、Stable Diffusionではライバルでは動かない設定でもLunar Lakeでは動くと説明していました。

また、現時点ではLunar LakeパソコンはCopilot+PCに対応しない「Copilot+PC Ready」として発売。後日マイクロソフトから提供されるWindows 11にてCopilot+PCに対応するようです。

SKUはメモリと速度の差でCore Ultra 5 / 7 / 9の3グレードで9製品。Core Ultra 9はクロックもメモリも1種類で設計TDPが17〜30W、Core Ultra 5/7はクロックとメモリが二種類づつで設計TDP8〜17Wとなります。

以前はNPUが48TOPSと説明されていましたが、Core Ultra 5は40TOPS、Core Ultra 7のクロックの低いSKUが47TOPSとなります。個人的には予算が許せばCore Ultra 7 258Vの製品が欲しいと思っています。

当日試作機を展示した7社を含むAI PCエコシステムパートナーを紹介するとともに記念撮影が行われました。試作機を展示していたのはAcer、ASUS、DELL、MSI、サードウェーブ、マウスコンピューター、ユニットコムの7社です(記念撮影はAI PCエコシステムパートナーのdynabook、EPSON、Fujitsu、HP、INVERSENET、Lenovo、LG、NEC、Panasonicも加わっています)。

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