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【徹底検証】本当に使えるChrome拡張機能はどれ? 第2回 「Google翻訳」vs「DeepL翻訳」マイナー言語も正しく訳せる?

マイナビニュース / 2024年10月3日 9時0分

画像提供:マイナビニュース

前回に引き続き、今回も「Google翻訳」と「DeepL翻訳」の拡張機能を比較・検証していこう。今回は、英語以外の言語を日本語に翻訳する場合について、それぞれの翻訳精度を比較してみる。「マイナーな言語も正しく訳せるか?」を探るための参考にして頂ければ幸いだ。

フランス語を日本語に翻訳

最初に例として紹介するのは、フランスにあるルーブル美術館の公式サイトだ。このサイトには、英語、フランス語、スペイン語、中国語といった4つの言語表示が用意されているが、日本語には対応していない。今回は、フランス語でWebサイトを表示した状態で翻訳実験を試していこう。

フランス語はメジャーな言語の一つなので、それなりの精度で日本語に翻訳してもらいたいものだ。実際の例を見ながら検証していこう。

以下の図は、ルーブル美術館の公式サイトに掲載されていた記事の一部を「Google翻訳」と「DeepL翻訳」で翻訳した例だ。

比較しやすいように、それぞれの翻訳結果を“文字”として掲載しておこう。

【Google翻訳】
これまでに保存されている古代ローマ彫刻の最大の個人コレクション(19世紀を通じてローマのトルロニア諸君らによって収集されたもの)が、一連の展示イベントを通じて20世紀半ば以来初めて一般公開された。

【DeepL翻訳】
現存する古代ローマ彫刻の最大の個人コレクション(トルローニア王家が19世紀を通じてローマで収集したもの)が、20世紀半ば以来初めて、一連の特別展で一般公開される。

どちらも十分に意味の通じる日本語訳になっているが、ある程度、翻訳の仕方に差があるようだ。特に文章の冒頭が特徴的だ。Google翻訳が「これまでに保存されている」と訳している部分を、DeepL翻訳はシンプルに「現存する」と訳している。その結果、文章が短くなり、内容を理解しやすい日本語になっている。

続いては、同じページ内にある「メンバーシップ特典」の部分を翻訳してみた例だ。それぞれの翻訳結果は、以下の図のようになった。

こちらも、それぞれの翻訳結果を“文字”で掲載しておこう。

【Google翻訳】
メンバーシップと特典 私たちのプログラムのいずれかに参加すると、ルーブル美術館とウジェーヌ ドラクロワ美術館の常設コレクションと特別展に1年間無料で無制限にアクセスできます。

【DeepL翻訳】
メンバーシップと特典 ルーヴル美術館とウジェーヌ=ドラクロワ美術館の常設展と企画展を1年間無料で無制限にご覧いただけます。

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