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大河原克行のNewsInsight 第332回 パナソニックは「大阪万博」で何を見せる? 未来への「Unlock」体験を展開

マイナビニュース / 2024年10月3日 17時0分

パナソニックホールディングスの小川氏は、「子供たちが自らの可能性に気づき、未来を切り開く一歩を踏み出していくきっかけにしたい」としている。

具体的には、子どもたちの自由なアイデアや発想をヒントに「ノモの国」に実装されるファサード照明演出や展示体験、工場や「ノモの国」を作るときに出てくる端材を活用した展示物およびノベルティの制作や活用に加えて、パビリオンデーを盛り上げるダンスや合唱などの演出に取り組んでいる。

「来場者が体験するコンテンツのプロトタイピングに子供たちに参画してもらった。伝え方や動画表現において、率直に意見をもらった。大人が考えなかった発想に驚かされることも多く、それをしっかりとフィードバックし、コンテンツに実装している。また、米子工業高等専門学校により、パナソニックが開発中のIoT照明のILLUMMEにプログラミングを行い、光や色、音を組み合わせて自由に演出できるようにした。2024年11月からは子供たちの参加者を募集して、演出を追加する形になる。子供たちのアイデアがたっぷりと盛り込まれることになる」とした。

また、端材を活用し、アップサイクルを考える「ハザイソン」では、照明演出に使用するファサード膜の製作過程で出てくる端材を使用したアイデアを募集。ノベルティやスタッフアクセサリなどに活用するという。「丸いフレームに生地を取り付けるため、端の部分にあまりがでる。それを活用するハザイソンを実施した。6月に実施したコンテストには約130の作品の応募があった。そこで選ばれた作品をノベルティなどに活用することを検討している。スカーフやターバン、バックなどにも利用できる」という。

さらに、パビリオンデーのスペシャルゲストとして、ブレイクダンサーのShigekixさんや姉のAYANEさん、久留米市出身のダンサー集団である九州男児新鮮組、12歳でDJとして世界頂点に立ったDJ RENAさんが登場して、ストリートダンスを盛り上げる。

「スペシャルゲストのパフォーマンスを見て、子どもたち自身が自分の可能性を“Unlock”し、ドキドキ、ワクワクする楽しさや、学び、気づきを得る機会を提供することになる」という。

説明会にビデオメッセージを寄せた大阪出身でもあるShigekixさんは、「ブレイキンに出会ったのは7歳のときであり、自由度が高く、世界に向けて自分を表現する楽しさに衝撃を受けた。だが、挑戦が増えれば、挫折も増える。悔しい思いもした。それがモチベーションに変わり、新たな目標が生まれる。熱中できるものができて人生が変わった。この経験を一人でも多くの次世代の子供たちに伝えたい。そのエネルギーが伝わった子供たちが、これからの日本を明るく、元気にしてくれる。いまは、来年の万博の開催が近づいてきたというワクワク感がいっぱいである」と述べた。

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