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大河原克行のNewsInsight 第332回 パナソニックは「大阪万博」で何を見せる? 未来への「Unlock」体験を展開

マイナビニュース / 2024年10月3日 17時0分

ZONE4は、「大空へ」と題したエリアで、「ミストの滝」を抜けると、ZONE3で一人ひとりが解き放った蝶が、子どもたちが起こす風に乗って、音を奏でながら、周囲の蝶たちと響き合い、大きなエネルギーとなって大空へと羽ばたいていく様子が見られるという。

バピリオンの建屋は、2024年8月に完成しており、2025年2月の竣工に向けて、ARを用いて空間演出や内装のイメージの検証をしながら、展示および内装工事を進める。

なお、パナソニックグループでは、「ノモの国」での体験をより楽しんでもらうことや、来場できない人にも「ノモの国」の世界観を理解してもらうことを目的に、アニメーションの制作を進めており、来春には、「ノモの国ポータルWEBサイト」などで公開する予定だという。

「ノモの国」のUnlock体験エリアを支えるのが、展示エリアの「大地」である。

研究開発中の技術で具現化した人と自然の営みが循環するアイデアに触れて、より良い未来を生み出したいという思いを後押しすることになる。

大地では、人の営みと自然の営みが、それぞれに360°ずつ循環し、それがお互いに作用することで、720°のつながりが発生。人と自然の組み合わせを通じて、より良い未来を考える展示空間を目指しているという。

具体的には、シアノバクテリア(光合成微生物)、バイオセンサリードーム、ペロブスカイト太陽電池、生分解性セルロースファイバー、バイオライトの5つの自然由来の技術を展示する。

パナソニックホールディングス 万博推進プロジェクト テクニカルディレクターの原吉輝氏は、「自然の力を活用しながら、自然との新たな関係性を築くことができる技術を軸に選定した。数10種類の先進技術のなかから、5つを選んだ。子どもたちが、実際に手に触れたり、匂いを嗅いだりする直感的な体験を通じて、人と自然がお互いの可能性を広げる未来を体感する機会を提供する」と語る。

シアノバクテリアは、光合成微生物の一種であるシアノバクテリアの力を活用し、CO2の有効利用と食糧生産力の向上を同時に実現するアイデアを紹介する。

「解き放て。光合成微生物のチカラによる食の未来」をテーマに、野菜や果物が生き生きと成長する姿を観察できる。野菜の成長の違いを体感するとともに、CO2活用による環境負荷の低減と持続可能な食糧生産の両立を実感できる展示内容としている。

ペロブスカイト太陽電池は、「解き放て。発電するガラス」によるエネルギーの未来」をテーマに展示。インクジェット技術やレーザー技術を活用して開発しているパナソニックグループの「発電するガラス」を通じて、街の景観や、暮らしに調和した太陽電池の使い方を提案する。壁や屋根、バルコニーなどに採用するだけでなく、地表の植物や微生物にも木漏れ日を届けるアイデアを紹介するという。

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