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大河原克行のNewsInsight 第332回 パナソニックは「大阪万博」で何を見せる? 未来への「Unlock」体験を展開

マイナビニュース / 2024年10月3日 17時0分

植物由来成形材料である生分解性セルロースファイバーは、「解き放て。自然に戻るモノづくりの未来」とし、同社が開発した「kinari」を活用して、高い強度とデザイン性を生かした生活必需品の可能性を提案。石油由来プラスチックの使用量を減らすためのアイデアも紹介する。これまでの技術を進化させた植物繊維(セルロース)が100%近い材料も展示するという。会場では、子どもたちとのワークショップからつくられた様々なハンズオン用小物や、3Dプリンターによる大型オブジェの展示を行う。

バイオセンサリードームは、「解き放て。ひとと自然の営みが循環する未来」とし、バイオフィリックデザインの考え方を取り入れたドーム空間を用意。外界からのノイズを軽減し、様々な感覚刺激によって、自然環境に包まれる心地よさを感じることができるという。きのこの菌とおがくずを混ぜ合わせた菌糸パネルを使用し、将来の建築材料を目指すという。リラックスと適度な集中が調和した状態へと導き、来場者に自己対話や自己解放を促すことになる。

バイオライト(発光微生物)は、「解き放て。発光微生物のチカラによるあかりの未来」をテーマに展示。発光微生物を培養している展示水槽に酸素を送り込むことで、微生物が発光する様子を観察できる。発光微生物を活用して、生き物ならではのゆらぎや生命のつながりを実感することができるほか、未来の日常生活を彩るあかりへの応用などについても模索するという。今回の取材では、研究所で準備を進めている様子を公開した。

パナソニックホールディングス 関西渉外・万博推進担当参与の小川理子氏は、「パナソニックグループパビリオンである『ノモの国』の準備は着実に進んでいる。社会環境や世界情勢の変化とともに、万博の役割が変化し、社会課題に対して、共創し、解決していく取り組みを、世界に発信していくことが求められている。企画はゼロからのスタートであり、最初にコンセプトを固めることがとても難しかった。だが、これがかたちにできてきたことには手触り感がある。開発まで200日を切っているが、まだまだアイデアを追加していく。もっといいものができる」と自信をみせた。

■公式サイト
・ノモの国ポータルサイト
https://the-land-of-nomo.panasonic/
・パナソニックグループ公式 2025大阪・関西万博サイト
https://holdings.panasonic/jp/corporate/expo2025
(大河原克行)



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