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練習を重ねて「目指せ1勝」。全日制高校eスポーツ部が挑む大会出場のリアル

マイナビニュース / 2024年10月8日 16時7分

八幡工業高校のeスポーツ部は複数のゲームタイトルで活動していますが、今回フォーカスしたのは『LoL』で活動するチームです。八幡工業高校の『LoL』チームは、なかなか高校生大会で勝利できない状況が続いていましたが、今年6月に行われた「STAGE:0」オンライン予選の1回戦で、ようやく念願の初勝利をつかみました。今回の大会でも、まずは「目指せ1勝」を掲げて練習を重ねます。

大会に挑むメンバーは、3年生が2人(トップとジャングル)、2年生が2人(ADCとサポート)、1年生が1人(ミッド)の5人です。ゲーム内ランクは、3年生がプラチナとシルバー、2年生がブロンズとアイアン、1年生がアンランク。全員eスポーツ部に入ってから『LoL』を始めているため、基本的にはプレイ歴の長さとランクが比例しており、これはどの高校も同様の傾向にあるようです。

普段の練習は、月・水・木・金・土の週5日。平日は放課後の2~3時間、部室に集まって主にノーマルマッチをまわして練習します。ただ、生徒によっては補習があったりアルバイトがあったりするため、毎回必ずしもチーム全員がそろうとは限りません。土曜日も部室に集まり、9時から16時ごろまで練習します。

大会が近づくと、出場校がお互いに声を掛け合い、練習試合が増えていきます。夏の合同合宿に参加した高校とオンラインで練習試合を行う、合宿アフタースクリムなども実施されました。練習試合後には、チームでリプレイを見ながら反省会を行い、課題を見つけながら試行錯誤を続けます。

チームで話し合い、試行錯誤しながら練習していく経験は、部活動として重要な要素の1つでしょう。八幡工業高校では、外部のコーチを招いてフィードバックを受ける機会も設けており、知識や経験の蓄積から年々話し合いの質が向上しているとのこと。顧問の三浦先生は、「eスポーツ部自体の成長を感じる」と語ります。

いよいよ大会当日、果たして「目指せ1勝」は叶うのか――。

そして、いよいよ大会当日。初戦の対戦相手、熊本市立千原台高等学校「CHR」は過去に戦ったことのないチームで、戦績情報サイトの「OP.GG」などを見る限りでは、八幡工業高校と近い実力を持つチームと予想されていました。

八幡工業高校のチーム名は「gnar!!」。これはチームのエースであるトップレーナーの生徒が得意とするチャンピオン、ナーの鳴き声から取ったものです。ただ、高校生大会では使いこなせるチャンピオンの数がお互いに少ない傾向にあるため、「OP.GG」などで情報収集し、ランクが高い生徒の得意チャンピオンはバンするのがセオリー。相手校もしっかりと調査済みだったようで、バンピックではナーがバンされました。

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