1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

kintoneでゼロから始めるノーコード開発 第10回 申請書などのワークフローに使えるプロセス管理

マイナビニュース / 2024年10月18日 11時0分

次のステータスは「申請中」だ。この時点で作業すべきユーザーは“上司”となる。このユーザーは「承認者」のフィールドに登録されているので、作業者に「承認者」のフィールドを指定する。

「申請中」のステータスでは、「承認する」と「差し戻す」の2つのボタンを表示する必要がある。よって、「+」アイコンをクリックしてボタンの数を2つに増やし、“ボタンの文字”と“クリック後のステータス”を以下のように指定する。

・「承認する」ボタン ……… ステータスを「承認済み」へ進める
・「差し戻す」ボタン ……… ステータスを「申請前」へ戻す

次は、ステータスが「承認済み」のときの設定を行う。設定画面には“ステータスの設定欄”が2つしか用意されていないので、「+」のアイコンをクリックして設定欄を増やす。続いて、ステータスに「承認済み」を選択し、作業者を指定する。今回の例では、作業者を総務経理部に所属する「掛川 遣一」に固定することにした。このように“特定のユーザー”を作業者に指定するときは、「ユーザー」のアイコンをクリックし、一覧から「部署名」→「ユーザー名」を選択すればよい。

「承認済み」のステータスのときに必要となるボタンは「受理する」ボタンのみ。この文字を入力し、クリック後のステータスに「受理完了」を選択する。

以上で「プロセス管理」の設定は完了となる。「保存」ボタンをクリックし、設定した内容を保存する。

これで「プロセス管理」を設定したアプリを作成することができた。あとは「アプリを公開」ボタン(または「アプリを更新」ボタン)をクリックして、アプリの編集を終了するだけだ。
プロセス管理を設定したアプリの動作

参考までに、先ほど作成したアプリの動作を紹介しておこう。データの入力画面を開き、必要事項を入力する。「承認者」(上司)のフィールドは、「ユーザー」のアイコンをクリックして一覧から「部署名」→「ユーザー名」を選択すると指定できる。

「保存」ボタンをクリックしてデータを保存すると、プロセス管理で設定したボタンが表示される。現時点は「申請前」のステータスになるので、「申請する」というボタンが表示されている。このボタンをクリックし、さらに「実行」ボタンをクリックすると、ステータスを「申請中」に進めることができる。

ステータスが「申請中」のときは、「承認者」に指定したユーザー(上司)が作業者になる。先ほど示した例の場合、「北森 芳喜」が次の作業者になる。ということで、今度は「北森 芳喜」でkintoneにログインしたときの画面を紹介していこう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください