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追加エンディングは必見! リメイク版『SILENT HILL 2』の感情表現に胸を打たれた

マイナビニュース / 2024年10月18日 10時22分

なかには、新しいアクション要素の情報を見て、本作が「バトル偏重のサバイバルホラーに変わってしまったのではないか」と思う人もいるかもしれないが、その心配は杞憂だ。確かに、回避アクションは攻略するうえで欠かせない要素ではある。銃と鉄パイプの切り替えはスムーズで、クリーチャーの脚を撃って動きを止めながら殴りかかるといったアクションも可能だ。

とはいえ、クリーチャーをなぎ倒して走り回る軽快アクションにはなっていない。クリーチャーはタフで、ジェイムスはヒーローのようには動けない。弾薬や回復アイテムを得る機会は多くないし、判断を誤ればすぐに瀕死になる。要は、手触りは変わっていても、本作がうたうサイコロジカルホラーを逸脱するようなゲーム性にはなっていない。

原作未プレイのホラー好きには、迷わずおすすめしたい。『SILENT HILL 2』といっても、本作単体で成立するストーリーなので、シリーズ初プレイでも全く問題なし。ホラーのなかでも、気味の悪い怖さが好きなら、よりおすすめだ。ジャンプスケアが少ないのが本作の特徴。ほとんどのクリーチャーは、叫びながら襲ってくるのではなく、静かに不意打ちのごとく登場する。全編を通して、クリーチャーが出そうで出ない、いややっぱり出てくる、そういった嫌な雰囲気が横溢している。一方で、ゴア表現が売りのゲームではないので、そういったジャンルが好みなら期待に応えられないかもしれない。

ホラーが苦手で、かつ本作が気になっている場合は……、諦めるしかないかもしれない。なぜなら間違いなく怖いから。怖い思いをしたくないというゲーマーに勧めるのは難しい。

トレーラーなどを見れば本作に登場するクリーチャーを確認できる。顔も腕もない「ライングフィギュア」、マネキンの下半身をつなげたような見た目の「マネキン」、凶器を振り回す「バブルヘッドナース」……。こんな奴らが暗闇に潜むゲームが怖くないわけがない。

しかし、1つ言えるのは、エンディングを迎えれば、怖い思いをしたことなどどうでもよくなるということ。クリーチャーについても、もっと別の何かを考えることになる。そういうストーリーだからだ。

だから、本当はホラーが苦手でも一度はプレイしてみてほしい。プレイ中にどうしても怖くなったらさっさと死ぬつもりで駆け抜ければいい。一度死んでしまえば、案外吹っ切れるものだ。
霧の街の恐怖はどのように生まれ変わった?

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