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追加エンディングは必見! リメイク版『SILENT HILL 2』の感情表現に胸を打たれた

マイナビニュース / 2024年10月18日 10時22分

散文的な説明の代わりに、表情や行動でプレイヤーにドラマを伝える。そんな本作の魅力が、どのキャラクターにおいても表現されている。

ボス戦はアツい。そして、謎解きはムズい

改めてバトルシステムにも触れておこう。原作はガードによって敵の行動を防げたが、今作はガードがなく、代わりに回避を行う。全体的には、機敏な操作よりも、敵を観察し、冷静に行動するプレイイングに重点が置かれている印象だ。

危険な行動には予備動作があり、相手を観察していれば対処は難しくない。ただし、これは一対一の場合。集団戦は厳しい。そして避けがたい集団戦も、ときには切り抜ける必要がある。

リソースは常にカツカツだが、銃と近接攻撃を組み合わせてちょうどいいくらいの設計なのだろう。銃はすべてを解決するほどの性能ではないが、回避の無敵時間はそこそこ信頼できるため、時間をかければ近接攻撃メインで攻略することも可能。ただし本当に時間がかかる。

なお、クリーチャーについては原作のデザインをベースに、亜種のような形で若干数のバリエーションが増えている。特に視界外から襲ってくるスパイダーマネキンはかなり手強かった。また、原作ではやや影が薄かったあるクリーチャーも思わぬ活躍をみせる。というか、かなり強い。ふざけるな。

ボス戦では、原作と比べてアクション的な面白みやギミックが追加された。原作では通常クリーチャーと大差なかったボスも、しっかりボスらしくなっている。ネタバレになるので詳細の言及は差し控えるが、とあるボス戦は演出面でドラマティックな改変があり、その点もかなりアツかった。

謎解きについては、原作のモチーフが使われつつも、基本的には一新されている。ノーマルでも歯ごたえがあり、筆者はいくつかの謎解きは総当たりで突破した。詰まりそうなら周囲を観察することが大切だ。

なお、本作は原作にない収集要素が追加されている。道中で拾う「奇妙な写真」がそれにあたる。筆者はこれを謎解きの道具と勘違いして、結構な時間を消耗してしまった。同じように勘違いするプレイヤーはいないかもしれないが、一応、伝えておきたい。

奇妙な写真は結構な数がある。1周目ですべてを拾うのはなかなか骨が折れるだろうから、2周目以降にチャレンジするのがいいかもしれない。ただし引き継ぎはないので、2周目で集めるなら再び一から集め直す必要がある点は要注意だ。

充実のオプション、味変のグラフィックモードもうれしい

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