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パチンコの故郷を訪ねて - ニューギンの製造事業拠点をチェック! 業界最先端のECO事業にも注目

マイナビニュース / 2024年10月31日 21時0分

パチンコ台から主基板や液晶、各種ハーネス、各種基板、役物などを取り外していく。釘のついているアクリル板は廃棄となるが、産業廃棄物業者にて金属素材やアクリル素材として再利用される。

スイッチやモーターなど再利用可能なパーツもあるが、同じものを一気に解体するためオートメーション化された製造工程は異なり、様々な遊技台がランダムで戻って来る解体作業は手作業がメインとなる。そのため、パーツによっては解体するほうがコストが掛かってしまうこともあるため、そのあたりは人員などの状況に応じて対応するという。

ケーブル類はもっとも再利用できそうなパーツだが、遊技台に使用する部品は行政によって、長さはもちろん、色まで許認可されているため、まったく同じものでないと再利用はできないとのこと。長さ的にも極数的にも使用する台に最適化させているため、汎用化は非常に難しいという。

なお、ECOパチなどでリユースされるパーツは、液晶や主基板だけではなく、役物などの部品も使用可能であればあらためて磨き上げ、できるかぎり再利用するようにしているという。

ECOパチの場合は、最大18点の部品取りを行うが、買い取り機種の場合は3点程度になるという。基本は、高価な電子部品、液晶や基板であり、特に役物系は機種に依存するため基本的には再利用できない。しかし、廃棄先は、遊技機専門に認可された産業廃棄物処理会社かリサイクル会社なので、そこであらためて分別が行われ、スイッチやモーター類など、パチンコの部品として再利用できるものはあらためて買い戻されることになる。

シンセイ 南濃事業所で受入されているECOパチは、スペックを変更した遊技台。通常スペックから甘デジなどにスペックを変更することであらためて販売されることになるが、新台として出荷したものが戻ってきて、あらためてECOパチとして出荷されるのは全体の2割程度だという。

ECOパチとして生まれ変わらない遊技台の回収、いわゆる"買い取り"ももちろん行われており、こちらが全体の3割程度。そして、ニューギンに戻ってこない遊技台は遊技機専門の産業廃棄物処理会社やリサイクル会社に持ち込まれて、処分される。

ECOパチとして生まれ変わるものは、役物など多くのパーツをリユースすることができるが、一般的な買い取りの場合、使い回せるのは液晶や主基板程度。アクリルなどの盤面は、「釘が打ち込まれているなど非常にデリケートなので再利用は非常に難しい」という鈴木部長。こちらは産業廃棄物処理会社において大半のパーツが新たな素材として再利用が行われることになる。

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