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カメラでメガネが楽しくなる「Ray-Ban Meta」を買ってみた

マイナビニュース / 2024年11月6日 22時2分

画像提供:マイナビニュース

普通のレイバンをスマートに

Ray-Ban Metaは、ほぼ通常のメガネと同じデザインながら、カメラ/スピーカー/マイク(とバッテリー)を搭載したスマートグラスです。いわゆるARグラスとは異なり、ガラス面に映像などを表示することはできません。そうした機能がないため無線でスマートフォンに接続されます。

一般的なARグラスは、メガネとしては不自然なデザインが多いのが難点です。だいぶ小さくはなってきていますが、それでもまだまだ大きなサイズになってしまいます。また、ケーブルでスマホと接続するというものもあります。

Ray-Ban Metaは、そうした表示機能がないため、メガネとしては不自然ではないデザインです。これまでもオーディオグラスとしてHUAWEI Eyewearのような製品もありましたが、それに対してカメラを搭載した点がポイントです。

今回購入したのは「Wayfarer」。レイバンの伝統的なデザインで、通常のデザインと大きな差はありません。少しツルが太い感じはありますが、取りあえず自分の顔にはぴったりフィットしました。

最大の特徴であるカメラについては後述するとして、まずはサウンド関連から。HUAWEI Eyewearなど、従来のメガネと変わらないデザインで音楽が聴けるという製品はいくつか登場しています。

オープンイヤー型というか、指向性のあるスピーカーをツルの部分に搭載して、耳に向けてサウンドを飛ばすという仕組みによって、周囲への音漏れを最小限にしながら、十分な音量で音楽を聴くことができます。

Ray-Ban Metaも同様で、音質面では十分以上という印象。低音から高音まで比較的バランスよく聞こえます。低音は弱めにも感じますが、このあたりはどこまで許容するかでしょう。

耳は開放されているので周囲の環境音も聞きやすく、逆に言えば騒音下ではスピーカーからの音は聞こえづらくなります。それに対抗して音量を上げると音漏れも大きくなるのでバランスが難しいところ。基本的には特に公共交通機関内で音楽や映画、ゲームなどを聞くために使うようなものではありません。

通話のマイクとしても利用可能。複数のマイクを搭載しているためか、音質は問題ないようで、比較的小声でも音を拾ってくれます。これも周囲の環境音の程度次第ではありますが、他社と比較しても問題は感じませんでした。
楽しく便利なカメラ

肝心のカメラはメガネの左上に配置されており、少し内側に向けて角度がついているため、真っ直ぐ見たときに正面が撮影できるようになっています。反対の右側にも同じように円形のデバイスが埋め込まれていますが、これはLEDライトで、撮影時に発光して周囲に撮影中と知らせる役割を担います。

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