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カメラでメガネが楽しくなる「Ray-Ban Meta」を買ってみた

マイナビニュース / 2024年11月6日 22時2分

35mm判換算17mm程度の焦点距離なので、視界よりも広い範囲が記録されるのですが、縦位置になるので、上下は想定外の範囲まで記録される反面、左右は予想よりも狭い範囲しか写りません。まだ横方向であれば予測も付けられそうですが、縦となるとどこまで写っているか予測もできません。

さらにモニターのないRay-Ban Metaの場合、写真を撮るときに「見たまま」記録されることを想定してしまいます。しかし人間の視野は横方向に広いため、縦長画像は「自分の視野」としては不自然な印象が拭えません。視界に映っていたものが、撮影したら写ってなかったという結果になってしまうわけです。

それでも広角レンズぐらいの範囲は撮影できるのですが、縦に長い分、横に物足りないという印象を強いのです。個人的にはアクションカメラでよくあるように、センサーの一部を切り出すことで縦横を自由に切り出せるようにすると良かったと感じます。それならば縦位置でも横位置でも任意に切り替えて撮影できるからです。

個人的に縦動画に慣れていないのも扱いの難しいところです。記録時間も最大3分なのでTikTokなどのショート動画向けなのですが、いかんせん、自分にそういうニーズはないので、使いどころの難しい機能になっています。とはいえ、簡単に気軽に動画が撮影できるのは変わりないので、ひとまず撮っておくと、あとで見返すのも便利です。

繰り返しですが、かなり人に気付かれにくい状態で撮影できるため、自分を律することができない人には向きません。盗撮などはしないという人が使うものです。

音声コントロールは限定的

音声機能はほかにもあります。Meta製品ということもあって、FacebookとInstagramと連携できます。Facebookの友だちに連絡(「Hey Meta, Call ○○」)したり、メッセージを送信(「Hey Meta, Send a message to ××」)したり、写真を送ったり(「Hey Meta, Send my last photo to △△」)できます。

Instagramへの投稿もできます。「Hey Meta, Share a photo to my Instagram story」、「Hey Meta, Share my last photo to Instagram」といった具合です。InstagramをFacebookに置き換えればFacebookへの投稿も可能。Threadsと連携しない点は疑問ですが、音声だけでもある程度のSNS利用は可能になっています。

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