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東奔西走キャッシュレス 第68回 じっくりとマイナ保険証Q&A

マイナビニュース / 2024年11月19日 20時58分

マイナンバーカードには有効期限があり、発行から10年(18歳未満は5年)で再発行が必要になります(正確には発行後10回目または5回目の誕生日まで)。

加えて、ICチップ内の電子証明書にも有効期限があり、こちらは5年(5回目の誕生日)になっています。電子証明書は、マイナ保険証やマイナポータルなどでも必要になるため、マイナンバーカードを使うのであれば更新は必須です。

マイナ保険証のカードリーダーで利用すると、「電子証明書の有効期限が3カ月以内に切れる」という表示がされる場合があります。それを目安に更新をするといいでしょう。この頃には、電子証明書の更新を促す案内も地方公共団体情報システム機構(J-LIS)から届くので、自治体(または指定郵便局)で電子証明書の更新を行います。

マイナ保険証のカードリーダーでは、有効期限が切れたあともアラートは表示されますが、3カ月間はそのまま利用し続けられます(医療情報などの提供の同意はできなくなります)。3カ月後が過ぎても更新しない場合、保険者から資格確認書が送られてきます。

運転免許証の更新を忘れる人が続出して無免許運転している人が多いということもないように、普通に更新できる人は多いはずで、しかも忘れたままでも自動的に資格確認書が送られてくるため、保険診療が受けられなくなるわけではありません。

そもそも、保険資格があるならば保険診療を受けることは可能です。健康保険証を忘れた場合に10割請求となっても、あとから保険者に申請すれば療養費として払い戻されます。それと同じ状況になるわけです。

今回は、最終的に資格確認書も送られてくることになるため、過度な心配はいらなそうです(運転免許証は更新を忘れるとそのまま失効します)。
Q17.健康保険証を残さないの?

歴史的にオンライン資格確認は、ICカードとセットで検討されてきました。もともと「資格過誤」と「転記ミス」を減らすための解決策として考えられてきたため、オンライン資格確認は健康保険証のICカード化が前提となっていました。その後、医療DXの入口としてのICカード化が検討されてきました。

必要なのは、「健康保険証をICカード化できるかどうか」です。それ以外の方策だと、ICカードを導入しないで一足飛びにスマートフォンに内蔵するぐらいしかありません。「ICカードのマイナ保険証は高齢者が使えないけど、スマートフォンなら高齢者も使える」という主張なら、物理カードではなくスマホでの展開を求める意見も理解できますが、いずれにしても永遠に紙の保険証を使うことはありえません。

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