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東奔西走キャッシュレス 第68回 じっくりとマイナ保険証Q&A

マイナビニュース / 2024年11月19日 20時58分

マイナンバーカードは個人の情報が記載された公的な本人確認書類です。運転免許証と同レベルの強度を持ち、同様に本人確認に使えます。裏面にマイナンバーが記載されていますが、マイナンバー制度とカードは厳密には関係ありません。

運転免許証や銀行のキャッシュカードをなくすのと同様に注意が必要ですが、紛失したから即座にマイナンバーで情報漏洩するというわけではありません。前述の通りマイナンバーで情報を引き出すことはできないからです。

券面に記載されている情報量は、マイナンバーと免許番号の違いはありますが運転免許証と同等です。被用者保険の健康保険証を紛失した場合は働いている会社名も漏洩しますし、運転免許証とは違って拾った人が悪用することは容易です。

マイナンバーカードにはICチップ内に電子証明書があり、安全にマイナポータルにアクセスして自分の情報を確認したり、行政手続をしたり、さまざまなことができるようになります。マイナンバーカードを紛失した場合、4桁の暗証番号が同時に漏洩すると、他人がログインしてこの情報にアクセスできてしまいます。

キャッシュカードも4桁の暗証番号で現金を下ろすことができますが、暗証番号が分からなければ下ろされることはありません。同様に、紛失に気付いた場合などにすぐに利用停止をすれば、アクセスされることはありません。

ICチップ自体には券面情報のみしか保管されていませし、ICチップ内の情報を暗証番号なしに勝手に読み出すことはできないので心配は無用です。また、ICチップを偽造してマイナ保険証やマイナポータルのログインといった悪用は現時点で不可能です。券面情報の漏洩を除けば、停止さえすればそれ以上の情報が漏洩する心配はありません。


Q11.マイナ保険証の顔認証でエラーが出る

マイナ保険証は、カードリーダーに置いたマイナンバーカードのICチップから顔データを読み出し、カメラに映った顔と照合して顔認証を行います。4桁暗証番号を覚えていない人でも認証でき、暗証番号を不要にした顔認証のみのマイナンバーカードも利用できます。

エラーの原因はいくつかありますが、まずマイナンバーカードのカバーを付けっぱなしでないかを確認しましょう。普段の持ち歩きにカバーはなくても支障はありません。

顔認証をする場合にはカメラに顔が映る必要はありますが、カメラをのぞき込むように近づく必要はありません。比較的広い画角で顔認証するので、カードをリーダーに置くのに自然な位置であればたいていは大丈夫なはずです(高さだけは調整しましょう)。

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