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テレビ屋の声 第92回 『あのちゃんねる』小山テリハ氏、番組を守り続けて異例の地上波復活 あのちゃんとの“物語”で受ける刺激とリスペクト

マイナビニュース / 2024年11月25日 6時0分

一緒に地下アイドルをやっていた子が、(アイドルグループ・)ゆるめるモ!に加入するというのでデビューライブを見に行ったら、そこで新メンバーとして一緒に踊っていたのがあのちゃんだったんです。ゆるめるモ!の曲もパフォーマンスもすごく良くて、友達が入ったということもあって、そこからどんどんゆるめるモ!に箱推しでハマっていくんですけど、あのちゃんって当時から変で(笑)。MCとかでもポツンと言った一言がもうキレキレで面白くて、ライブパフォーマンスも目を引く異端な存在。動物的で衝動のままに生きているような危なっかしさもあって、どうしても気になっちゃうんですよ。

そんなゆるめるモ!と一緒に仕事がしたいと思って、大学生の時に文化祭で講義してライブしてもらって、ホームパーティーのデカい版みたいなイベントもやりました。私がしょっちゅうライブにいたから、あのちゃんも何となく私のことをメンバーの友人として認知してくれていたんです。

それからテレビ局に入って、『出川とWHYガール』であのちゃんに密着したら、出川さんも「変な子だな」って面白がってくれていたので、その後『バラバラ大作戦』の最初の企画募集があったときに、あのちゃんで企画書を書いてみたら、なぜか通って(笑)

――当時は、『水曜日のダウンタウン』(TBS)の「『ラヴィット!』の女性ゲストを大喜利芸人軍団が遠隔操作すれば、レギュラーメンバーより笑い取れる説」でブレイクする前ですよね。

放送枠は、『さまぁ~ず論』『かまいガチ』の後という並びで、異物的に入ってて(笑)。『バラバラ大作戦』のイベントがあったときも皆さん「あのちゃんはじめまして」って感じでした。たぶん、『バラバラ大作戦』が始まる時だったので、雑多な企画が集まる中で、ラッキーなタイミングで入れたんだと思います。でも、ティモンディの高岸(宏行)さんを迎えた初回のOAが結構パンチがあって、当時の制作部長が「『あのちゃんねる』みたいなおかしい番組作れ」と言ったという逸話が浸透するくらい評判になってました。

○温かい人たちのおかげで流浪の番組に

――あのちゃんは、最初から冠番組に乗り気だったのですか?

実は企画書を出した時、あのちゃんはゆるめるモ!を脱退して、世の中から消えていたんです。ゆるめるモ!のマネージャーさんを経由して「あのちゃんの企画がテレ朝で通ったんですけど、やってくれますか?」とオファーしたんですけど、本人のモチベーションが分からないので、断られる可能性もあると思ってました。『出川とWHYガール』で密着した時も、カメラを向けると逃げて、まかれるし、密着すると約束してたライブに30分以上来なかったりしたので。

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