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テレビ屋の声 第92回 『あのちゃんねる』小山テリハ氏、番組を守り続けて異例の地上波復活 あのちゃんとの“物語”で受ける刺激とリスペクト

マイナビニュース / 2024年11月25日 6時0分

――昭和の破天荒芸人みたいですね。横山やすしみたいなエピソード。

たしかにそうかもしれない(笑)。行動が予測できないし、コントロールできないし、『あのちゃんねる』をやると決まっても、「初回収録、来てくれるかな…」って前日まで思ってました。来なかったらそれはそれで内容変えるか、っていうゆるい感じでスタートしたんですけど、回数を重ねるうちに手応えを感じてくれたのか、ずっと頑張ってやってくれていると思います。

――『バラバラ大作戦』で1年間放送されて終了すると、次はCSに舞台を移されました。

CSに優しい人がいて、「『あのちゃんねる』面白いね」って応援してくれて、場所を用意してくださって、2か月に1回とかのペースでやっていました。しかもニューヨークさんとかせいやさん(霜降り明星)とか豪華な人が出てくれる謎の感じで、「あのちゃんって面白いね」と、芸人さんたちの中で広がっていった時期だったかなと思います。

――そしてCSからYouTubeに行きました。

そうこうしていくうちに、テレ朝のYouTube「動画、はじめてみました」っていうのが盛り上がってきて、「『動はじ』で『あのちゃんねる』をやらせてもらえませんか?」とお願いしたら、優しく受け入れていただけたんです。

――社内のいろんなとこにファンがいたんですね。

そうなんです。温かい人が多くて、『動はじ』は船引(貴史)さんがあのちゃんを面白いと思ってくれて、やってみたらすごく跳ねて。そのチャンスをくれた先に「メタバースでゲーム作っていいよ」とか、いろいろやらせてくれました。そんな流浪の感じで、気づいたらもう4年ぐらい経って、また地上波に戻ってくることになったんです。

――4年間、番組を守り続けられたのが、すごいですよね。

たしかに、ゆるゆるながらも1回も止まってはなくて、チャンスがあれば全部やらせてもらって、そこで結果を出せたことで、またいい場所を彼女に用意できることができて、すごく“物語”を感じます。

あのちゃんはもちろん最初から特異な存在で面白いんですけど、どんどん進化しているんです。私はずっとそばで一緒に番組を作りながらそのドキュメンタリーを見ているようでもあって、彼女の生き様を感じて自分ももっと頑張ろうって奮い立つし、彼女が発表する音楽や映画、今出ているドラマ『民王R』もそうですが、忙しい中でクリエイティブで毎回最高を更新していくタフさがあるので、すごくリスペクトしています。

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