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五郎丸歩、柔道の魅力を語る「やはり勝ち上がっていくあの個の強さ」

マイナビニュース / 2024年12月2日 6時0分

本当に練習通りにキックが飛んでいたのが結構自分の中では驚きでした。ポールを真ん中から蹴って右側を狙う練習をずっとしてきたのですね。それはなぜかというと、右キッカーっていうのは大きな舞台になればなるほどボールの左側にそれるというデータがある中で、右側を狙いなさいっていうのはすごく理にかなっているなと思って、ずっとそれを信じてトレーニングしていました。本当にワールドカップってボール真ん中から蹴って、右側にほぼほぼ入っているんですよ。すげえなってなんか自分で感じましたけど。

――南アフリカ戦のキーマン一人を挙げるとすると、どなたになりますか?

キーマン。やはりリーチマイケル選手じゃないですか。

――リーチマイケル選手のそのすごさっていうのはどういったところですか?

有名なところでいくと同点ではなくて逆転狙いにいったというところだと思うんです。だけど僕はそこじゃなくてですね、あの後の彼のプレーを見てほしいんですけど、80分超えているのにボールキャリーを2回ぐらいしてるんですよ。ボール持って、ぶつかっていって寝っ転がりもみくちゃにされる。でも、そこからいち早く起き上がってきて、2回目行くって。普通あの時間帯は無理なのですよ。どう考えても。僕なんか足つっていました。そんな中でも、キャプテンとしての責任というのを果たしている彼の背中を見ていて、やっぱりキャプテンだなと思いましたね。

――当時の日本代表の中でリーダーの存在というのはやっぱり大きかったですか。

大きかったですよ。やっぱりプレーでの彼のリーダーシップももちろんありますし、ラグビーはやっぱり国籍に縛られての代表ではないので、いろんな国のルーツを持った人間がいる中で、彼はやはり札幌山の手時代にこっちに来ていて日本のこともわかっている。でも海外の選手たちの気持ちもわかるっていう、だからそういう受け皿としての彼の人間の大きさっていうのはすごかったですよね。

――ラストワンプレーのリーチ選手の決断というのは間近で見ていてどう感じました?

あの決断はピッチ上にいた人間全員そう思っていましたね。これだけ勝つためにやってきて「同点?」みたいな。

――いち視聴者からしたら同点でも大健闘じゃないですか。ワールドカップで勝ち点を取るっていう。でも、プレーしている選手たちはやっぱり違ったんですね。

我々はこの4年間、歴史を変えるって言ってやってきたんですよ。もちろん同点でも変わるかもしれないですけど、やっぱり勝ってこそ歴史は変わるっていうところかなというふうにみんなが思っていたと思います。

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