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「iタウンページ」が総合ライフポータルへ、誰一人取り残さないサービスを実現

マイナビニュース / 2025年1月20日 15時0分

具体的には、検索エンジンにおいて「エリア×業種」で検索した際のヒット率を向上させるため、URLの階層構造など専門家の助言を得ながら、SEOを効果的に機能させるようにし、検索における上位表示を実現したという。

さらに、河口氏はiタウンページならではの特徴として、ビジネスとユーザーの双方で「誰一人取り残さないサービス」を目指すことも強調する。「類似サービスの多くは、支払い金額に応じて上位表示されるなど、リテラシーが高い事業者が掲載される仕組みが多い」(河口氏)という。これに対しiタウンページは、「地域の事業者の方に寄り添い、ご利用者との結びつきを促進する」をモットーとしている。

これらの特徴を踏まえ、「インターネット版の電話帳という要素を持ちつつ、総合ライフポータルという位置付けにしました」と、河口氏は話す。

SEO検定の取得など社員のリスキリングも進める

収益の柱の1つとなるのが広告だ。

掲載は無料、広告は有料というモデルをiタウンページでも継承する。有料サービスは4種類を用意。オプションでは、検索キーワードのマッチング精度を向上させるサービスが月額500円(税抜)、サイト内の検索結果画面で上位表示するサ-ビスは月額2000円(税抜)から提供。最上位のスタンダードプランPlusは問い合わせフォームやECなどの機能を備え、デザイン性の高い広告ページを最上位に表示する(1万5500円<税抜>より)。

すでに紙のタウンページの約10万件の広告掲載のうち、約8割がデジタルへ移行済みという。

先述のSEOは全社的な取り組みだ。約1100人のNTTタウンページ社員の約8割が、SEO検定1級とウェブ解析士のどちらかの資格を取得し、専門性を高めている。業務上必要な社員はほぼ全員が取得している計算だ。

「デジタルマーケティングビジネスを展開するにあたって、お客様に説明できるように社員のスキルを向上させました」と河口氏は説明する。「当社のビジネスは売って終わりではありません。満足いただけなかったお客様は離脱してしまいます。お客様と継続的な関係を構築して、お客様のニーズに応えるためコンテンツを増やすなどの支援をすることを目指しています」と河口氏、顧客サポート専門の組織を立ち上げ、伴走する体制を整えているという。

広告掲載事業者向けには、契約内容やアクセス数などのデータに無料でアクセスできる会員サービス「Myタウンページ」も提供している。商圏、ターゲット層、デザインの好みなどの質問に答える形式でホームページサンプルを簡単に作成できるサービスなども用意した。会員数は年内に約30万に達する勢いで増加しているという。
今年度中にアプリ内アプリサービスも提供へ

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