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PCテクノロジートレンド 2025 - プロセス編「Samsung」と「Intel」

マイナビニュース / 2025年1月2日 10時0分

話が脇にそれたので戻すと、そんな訳でIntelは今のところこのIntel 18Aを2025年後半に量産開始する予定となっており、今はクライアント向けのPanther Lakeと、サーバー向けのClearwater ForestがこのIntel 18Aの利用の予定となっている。このPanther Lakeの方の出荷状況を見れば、ある程度Intel 18Aの状況が推察できそうではある。

余談ではあるが、2024年9月4日にロイターが「BroadcomがIntel 18Aの評価にパスしなかった」事を報じた。この時にYieldが10%とかいう数字が出て来たわけだが、先に書いた試算の様にD0が0.4でもE-CoreのYieldは15.8%とかな訳で、もっと大きなダイ(例えば25mm×30mm)を作ると簡単にYieldは10%に落ちる。ちなみにこのBroadcomの話について、PDK 1.0を使っていなかったという話も出ており、なので必ずしも正しいとは限らないようだ。

むしろ見えないのは2026年以降である。Intel 18Aは2025年に前倒しされた訳だが、恐らくIntel 3-Tは2026年のままだろう。ただ2027年に予定されていたIntel 18A-Pを2026年に前倒しするのか、あるいは2028年に予定されているIntel 14Aはそこから動かないのか、などは現状全く読めなくなっている。もっと言うなら、この辺はいつ暫定CEOに変わって新しいCEOが着任し、そしてどんな戦略を出してくるかに掛かっている。その辺の見通しが立つまで、何とも言いようがないというのが正直なところである。
(大原雄介)



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