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『仮装大賞』はただの視聴者参加番組だと思ってない――全100回のレジェンドスタッフ・神戸文彦氏が語る出場者との特殊な関係性

マイナビニュース / 2025年1月13日 6時0分

――最近は視聴者参加番組が少なくなっています。

僕はね、『仮装大賞』をただの視聴者参加番組だとは思ってないんですよ。「あなたもスタッフにならない?」という感じ。つまり、出場者の方々と一緒に番組を作っているという感覚です。出場者も自分で番組を作っている自負があるんです。だから、生意気にもなります(笑)。「僕は(出番が)何番目になるんですか?」とか聞いてきたりね。(放送されるのは)20時頃が一番注目されやすいとか知っているんです。

○「上げてあげてよ~」に抗議の電話がくる時代

――順番はどのように決めているんですか?

第1回から構成作家として参加しているWAHAHA本舗の喰始に決めてもらってます。そもそもこの企画を持ってきたのが喰始で、ずっと彼のセンスでやってます。

――喰さんは今『仮装大賞』以外、テレビから離れていますけど、かつては神戸さんが担当されていた『巨泉・前武ゲバゲバ90分!』や『カリキュラマシーン』(いずれも日本テレビ)などにも参加されていたんですよね。

そう。喰始は、僕のギャグの先生なんです。永六輔さんのグループにいて『ゲバゲバ』でギャグを書いてたんですよ。すごくセンスが良かった。そのときからずっと一緒にやってきた。欽ちゃんドラマもやったし、『仮装大賞』ももちろん一緒。ただ彼は『仮装大賞』でも、もっとバカをやりたいみたいですけどね(笑)

―― 一般の方が出場するコンテスト番組として工夫したところは?

『仮装大賞』と僕は、NHKの『のど自慢』からずいぶん学んだんですよ。順番や不合格の鐘の鳴らし方を工夫して、不合格になっても不愉快な気持ちに全然ならないようにしている。そこは『仮装大賞』も大事にしてます。最近は不合格が少なくなってきたけどね。だけど、難しいんですよ。昔は欽ちゃんが「上げてあげてよ~」って審査員にお願いするのが定番だったけど、今それをすると抗議の電話がかかってきちゃうからね。

――えーー!? あれがいいのに!

番組中に1~2回くらいならいいんでしょうけど、4つもあるなってことなんでしょう。最初から4回しようと思ってるわけじゃないですからねえ(笑)

――やはり萩本さんと一般の人たちとの絡みが番組の見どころの一つだと思います。

萩本さんも最初はどうやっていいかお考えになったと思うんですよ。素人を使う天才といっても、萩本さんがそんなにたくさん絡めるわけではない。本当はもっと素人を扱いたいと思ってたと思うんだけど、『仮装大賞』はコンテンストでもあるから、そこの部分を番組としては触ってほしくないわけなんです。だって、100万円がかかってるわけで、審査に影響したら大変ですから。だから最初は悩まれたんじゃないですかね。

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