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『仮装大賞』はただの視聴者参加番組だと思ってない――全100回のレジェンドスタッフ・神戸文彦氏が語る出場者との特殊な関係性

マイナビニュース / 2025年1月13日 6時0分

――2人のコンビはいかがですか?

いいでしょう! 確か昔、萩本さんが(坂上)二郎さんとなぜやってこれたかって言うと、欽ちゃんが何かツッコんでも、二郎さんは「そりゃできないよ」って絶対に言わないからだというんです。どうにかしてやろうとする。「飛んでみなよ」って言われて「飛びます、飛びます!」っていうギャグが生まれたわけですよ。「飛べるわけねえじゃないか」って言ったら終わっちゃう。慎吾くんも「ダメ」って言わないんですよね。「できないよ、欽ちゃん」って絶対言わない。
○101回以降も「まだ沈まないだろう」

――『仮装大賞』は今回で第100回を迎えました。その後の展開はお考えになっていますか。

これからはタイトルに「第101回」みたいに回数を入れるのをやめようかなとかいろいろ思ったりはしますけど、それは僕が考えるべきことじゃないでしょうね。現在の徳永(清孝)ディレクターたちが考えることでしょう。今年で85歳だしね。それに番組の方向は出場者たちが示してくれますから。彼らはまだ沈まないだろうと思うんですよ。今回も新鮮な作品をつくってくれています。だから僕も死にません。

最近は暴露したり言い合ったりする刺激的な番組が多い中で、人気者が出るわけでもないこんなに地味な番組を長く続けてこられたことは、テレビ局に感謝しています。本当にすごいことだと思いますね。

「あんな時代もあったねと」と中島みゆきが「時代」の中で歌ってくれた。今思うんですよ。若くして死んだこの番組の言い出しっぺプロデューサー・五歩一勇に「起きろ! お前死んでる場合じゃない。ようやく100回を迎えて、酒を呑んで話そうじゃないか」って。少し興奮しすぎですけどね(笑)

戸部田誠(てれびのスキマ) とべたまこと ライター。著書に『タモリ学』『1989年のテレビっ子』『笑福亭鶴瓶論』『全部やれ。』『売れるには理由がある』『史上最大の木曜日』などがある。最新刊は『フェイクドキュメンタリーの時代』。 この著者の記事一覧はこちら
(戸部田誠(てれびのスキマ))



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