船橋市×若者の共創、「オープンデータが拓く地域課題の解決策」の舞台裏
マイナビニュース / 2025年2月5日 13時0分
笑いが起きるアイデアも
秀逸なアイデアに驚きを見せる参加者が多い中、ユニークなアイデアによって場内が笑顔で溢れる一幕も。
環境改善のためにたばこのポイ捨て削減に目をつけたグループからは「フィルターまで吸えないから吸い殻が出てしまう。たばこを最後まで吸えるようにすれば吸い殻は出ないと思います」と提案。
同様に環境改善について議論していた別のグループからは、「GPS搭載のロボット掃除機を街中で稼働させる。盗難防止のために、電気でショックを与える機能を持たせると良いかもしれない」といった発表もあった。
各グループの発表が終わった後、土屋氏は発表内容のみならず、各グループで白熱した議論が展開されたことも絶賛。
そして、「せっかくなので、今回出たアイデアを1つ形にして発表する機会を作っていければと思っています」と今後の展望を語った。
オープンデータとディスカッションを組み合わせることにより、自由な発想が次々と生まれる質の高い内容となった「船橋市オープンデータアイデアソン」。
参加した若者たちは委縮することなく、伸び伸びと意見を述べる姿がとても印象的で、まさに「若者と街づくり団体のつながりづくり」を実現したイベントとなった。
参加者からの評判は上々
次に「船橋市オープンデータアイデアソン」の開催における中心人物に話を聞く。
まず、船橋市 総務部 デジタル行政推進課 課長の鈴木基修氏に開催の経緯を尋ねると、「船橋市が保有するオープンデータを活用し、市民が地域課題の解決策を共に考える場として企画しました。本市も構成団体である千葉県DX推進協議会市民共創部会から、地域のシビックテック団体であるCode for Funabashiを通じて『イベント開催にあたり共催で取り組んでみないか』と打診を受けて実現に至りました」と説明した。
イベントを終えた感想について、鈴木氏は「デジタル技術を活用した具体的なアイデアが提案されました」と笑みを見せる。
参加者からは「市が公開するデータを活用することで課題解決の現実的な視点を得られた」「普段は気づかなかった視点で地域課題を考えられた」といった前向きなコメントが多く寄せられ、評判は上々だという。
実際に「船橋市オープンデータアイデアソン」の実施を受け、今後も何かしらの取り組みは検討しているのか。
鈴木氏は「今回生まれたアイデアを基にしたアプリ構築を一部の参加者が進めています。その成果を『アーバンデータチャレンジ』などのコンテストに応募できたらと考えています」と答えた。
今後に向けた期待
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