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DLSS 4のマルチフレーム生成の威力を見よ! ゲームとAIが融合する「NVIDIA GeForce RTX 5090」レビュー

マイナビニュース / 2025年1月23日 23時0分

画像提供:マイナビニュース

2025年1月30日に発売がスタートする、NVIDIAの最新GPU「GeForce RTX 5090」と「GeForce RTX 5080」。発売に先立って「GeForce RTX 5090 Founders Edition」を試用する機会を得たので、さっそくその実力をチェックしていく。DLSS 4のマルチフレーム生成でフレームレートがどこまで向上するのか注目したい。

GeForce RTX 5090は、2025年1月6日にCESで発表された「GeForce RTX 50シリーズ」の最上位モデルだ。価格の目安は39万3,800円からと、前世代の最上位モデルであったGeForce RTX 4090の29万8,000円を超える、圧倒的なエンスージアスト向けのモンスターGPUだ。すでにスペックや機能についてはCESなどのレポートで紹介しているので、ここでは注目ポイントを簡潔に触れておこう。

1つ目は新アーキテクチャ「Blackwell」の採用だ。AI TOPSが前世代のAda Lovelaceアーキテクチャから3倍になり、「Neural Rendering Architecture」と表現されるようにAI性能を大幅に強化しているのが最大の特徴。

これによって、グラフィックの描画は従来のプログラマブルシェーダーからニューラルシェーダーへと移行することになる。非常に簡単にまとめてしまえば、凄まじくクオリティの高いグラフィックを、生成AIを活用することで描画負荷や使用メモリを抑えながら実現しようというもの。各社のGPUにはAI処理用のコアが搭載されるようになっており、今後はこれが主流になっていくだろう。

GeForce RTXにおけるニューラルシェーダー(RTX Neural Shaders)は、映画並みの質感を少ないビデオメモリで実現する「RTX Neural Materials」、光の挙動をAIが推測することでパフォーマンスを大幅に向上させる「RTX Neural Radiance Cache」、肌の内部に光が浸透する表現も可能にする「RTX Skin」、ゲーム内キャラクターの表情を豊かにする「RTX Neural Faces」など、その機能は多岐に渡る。

2つ目は「DLSS 4」の追加だ。最大の注目点は「マルチフレーム生成(Multi Frame Generation)」だろう。DLSS 3ではフレーム生成(Frame Generation)が加わったが、DLSS 4では1フレームに対して最大3フレームの生成を可能にした。これによって、飛躍的なフレームレート向上を実現している。CESではGeForce RTX 5070でRTX 4090と同等の性能と紹介されていたが、これはもちろんDLSS 4があってのことだ。

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