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金正恩の「聖地登山」はインスタ映え狙って演出か 超能力伝説でイメージ作りも

ニューズウィーク日本版 / 2017年12月15日 17時20分

その神秘のエネルギーが白頭山にあるという。だから金正恩は登頂するのだ。労働新聞がこうはっきりと書いている。

<いつも百戦百勝の意志を抱かせ、いかなる逆境も順境にする英雄的な心を育てる奇跡と幸運の聖山・白頭山には、無限の胆力と度胸を身に着けて今日の勝利にわが革命を力強く導いてきた天下第一の名将の伝説的気概が熱くあふれていた>

だが、白頭山伝説にしがみつけばしがみつくほど、実際のところ、人心は離れていくのではないか? 決死の覚悟で板門店から亡命を図った兵士、冬の日本海の荒波に流されてきた多数の木造船...。やはり伝説の力は弱まっているとしか感じられない。(一部敬称略)

平壌(ピョンヤン)、金正恩(キム・ジョンウン)、白頭(ペクトゥ)、金日成(キム・イルソン)、金正日(キム・ジョンイル)



[執筆者]
鈴木琢磨(すずき・たくま)
毎日新聞社部長委員
1959年大津市生まれ。大阪外国語大学朝鮮語学科卒、82年毎日新聞社入社。「サンデー毎日」時代から北朝鮮ウオッチを続け、現在、毎日新聞社部長委員。著書に『金正日と高英姫』『テポドンを抱いた金正日』、佐藤優氏との共著に『情報力』などがある。

※当記事は時事通信社発行の電子書籍「e-World Premium」からの転載記事です。



鈴木琢磨(毎日新聞社部長委員)※時事通信社発行の電子書籍「e-World Premium」より転載


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