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「勉強は楽しくない」「苦しい」と感じている子供の救いになる一冊、『冒険の書』は読む人の世界を広げてくれる

ニューズウィーク日本版 / 2024年3月29日 19時26分

そして「世の中は今後こう変わるから、対応しないとまずいよ」ではなく「『こうじゃないとダメだ』と思い込む必要はないよ。もっと気楽に、目線を上げて広い世界を見てみれば、自分に合う場所が見つかるかもしれないよ」とも伝えたいです。

ビジネスパーソンのみなさんにも、何かのヒントになれば幸いです。

『冒険の書』
 著者:孫泰蔵
 挿絵:あけたらしろめ
 出版社:日経BP
 要約を読む

【本賞の選出理由】ビジネス書の枠を超えた、希望となる一冊

私(プレゼンターであるグロービス経営大学院 教員/株式会社グロービス マネジング・ディレクターの井上陽介さん)自身、『冒険の書』を手に取らせていただき、一気に最後まで読み終えました。

なぜ本書はこれほどまでに読者の心を動かすのか。それはおそらく、誰もが感じている「学校の学びはどうして楽しくないのだろう」という誰もが一度は感じたことのある素朴な疑問に対して、新しい教育や生き方の視点から本質的な問いを立て続け、示唆を提示してくれているからだと思います。

もうひとつ、最後まで読者を惹きつける理由は、孫さんの語り口にあるでしょう。ストーリー仕立てとなっており、物語の主人公になった気持ちで読み進めることができます。

本書はビジネス書でありながら、その枠組みを大きく超えたすばらしい書籍だと考えます。多くのビジネスパーソン、そして社会に出ていく子どもたちにとって希望となる一冊だと考え、本賞に選定させていただきました。

孫 泰蔵(そん たいぞう)

1996年、大学在学中に起業して以来、一貫してインターネット関連のテック・スタートアップの立ち上げに従事。2009年に「アジアにシリコンバレーのようなスタートアップのエコシステムをつくる」というビジョンを掲げ、スタートアップ・アクセラレーターであるMOVIDA JAPANを創業。2014年にはソーシャル・インパクトの創出を使命とするMistletoeをスタートさせ、世界の社会課題を解決しうるスタートアップの支援を通じて後進起業家の育成とエコシステムの発展に尽力。そして2016年、子どもに創造的な学びの環境を提供するグローバル・コミュニティであるVIVITAを創業し、良い未来をつくり出すための社会的なミッションを持つ事業を手がけるなど、その活動は多岐にわたり広がりを見せている。

◇ ◇ ◇

flier編集部

本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。

通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されており、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

このほか、オンライン読書コミュニティ「flier book labo」の運営など、フライヤーはビジネスパーソンの学びを応援しています。



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