マイクラ実況で学べる薬学⁉ クスリの上手な塗り方から麻酔の種類まで教えてくれる、現実でもいつか役に立つかもしれない動画が楽しい＆ありがたい件

ニコニコニュース / 2020年3月13日 11時45分

　ニコニコ動画で非常に人気の高いゲームのひとつ『マインクラフト』。

　通常の実況プレイから配布マップのプレイ動画、オリジナルの建築物を披露する作品系の動画など日々多くの『マインクラフト』動画が投稿されている。

　今回紹介するのは『マインクラフト』動画の中でも少し変わり種の一本、いわし＠超ビビリさん投稿の『【実況×薬学解説】薬学生あかりのおくすり製造所 #1【VOICEROID実況】』という動画。

　『マインクラフト』実況プレイでありながら、実在する医薬品など薬学に関する解説を行っている珍しいこの動画。　

　今回は実況プレイ動画を見ているだけで薬学知識が少しずつ身につく一粒で二度おいしい動画を紹介する。

動画前半はマイクラ実況、100種類の薬製造を目指してプレイ

　『マインクラフト』の実況動画を見ながら薬学知識が少しずつ身につくこの動画。前半部分はMODを追加した環境で目標を立ててゲームをプレイしている。

　その目標とは、ゲーム内で100種類の薬を製造すること。

　『マインクラフト』の薬と言えばポーションがあるが、今回のゲーム環境ではMODにより様々な効果を持つポーションが追加。さらにポーション以外にも体力などを回復するポーション以外のアイテムが追加されている。

　この動画ではこれらのアイテムを薬と定義し、100種類の薬を製造することを目標にしている。

　動画の後半部分では実在する医薬品についての解説が行われるこの動画。

　解説される薬学知識はすぐにでも使える塗り薬の上手な使い方から、全身麻酔と局所麻酔の違いのような少し専門的な話まで様々。ここでは解説の一部を紹介する。

　Part1で解説されたのは「塗り薬の上手な使い方」について。

　塗り薬と一言にいってもかゆみ止めや炎症を抑えるもの、軟膏やクリーム、ローションと用途や種類も様々。使い方も「適量」と書いてあったり、しっかりとした使い方を知らないという人も少なくないだろう。

　この動画では使用量の目安から塗り方など丁寧な解説が行われている。

　解説によれば塗り薬の一回の使用量の目安となるのはフィンガーチップユニット（FTU）という単位のようだ。

　人差し指の先端から第一関節までの長さに取ったときの量が1FTUとなり、この量を手のひら2枚分の面積に塗るというのを基本に、塗りたい面積が手のひら何枚になるのか考えて取るというのがいいようだ。

　動画ではこのほかに、複数の塗り薬を同時に使う場合の上手な使い方についても解説。軟膏やクリームといった別の種類の塗り薬を使う順番などについて丁寧に解説が行われていた。

　Part2で紹介されたのは「全身麻酔と局所麻酔の違い」について。

　いわく、違うところどこか同じところを探すほうが難しいという全身麻酔と局所麻酔。塗り薬と違って身近なものではないものの、身近ではないからこそ仕組みが気になるところ。

　解説によればそもそも人間が痛みを感じるのには刺激を受容器という部位が受け取り、感知した刺激が神経を伝って脳まで運ばれることで「痛い」と感じるようになっている。

　局所麻酔ではこの刺激が伝わる道中の神経を遮断することで痛みが感じなくなっているようだ。

　一方で全身麻酔では神経を遮断するのではなく、脳の活動を抑制する物質GABAの働きを利用し、ゴール地点となる脳の活動をシャットダウンしているとのこと。

　一言で麻酔といっても、全身麻酔と局所麻酔がまるで違うものであることが分かったところで、Part3ではこの全身麻酔に使用されているGABAという物質についての解説が行われている。

　マインクラフト実況を見ていたら自然と薬学知識が身につくお得な動画『【実況×薬学解説】薬学生あかりのおくすり製造所 #1【VOICEROID実況】』。今後はいったいどんな解説が行われるのか？ぜび動画で薬学知識を蓄えてみてはいかがだろうか。

【実況×薬学解説】薬学生あかりのおくすり製造所 #1【VOICEROID実況】

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