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小池百合子知事「こんな選挙は本当に経験したことがない」衆院東京15区補選「妨害行為」念頭に

日刊スポーツ / 2024年4月26日 16時8分

小池百合子都知事(2024年4月16日撮影)

東京都の小池百合子知事は26日の定例会見で、東京15区補選(4月28日投開票)で自身が支援する乙武洋匡氏をはじめ複数の候補者に対し、特定の候補や陣営が大音響でヤジを飛ばすなどの「妨害」と受け取れる行為を繰り返していることについて、「政治全体にとってマイナスだ」と、危機感を訴えた。

公務の合間を縫ってほぼ連日、乙武氏の選挙カーに「ウグイス嬢」として乗り、支持を訴える活動を続けている小池氏は「ようやくみなさんの関心が高まり、反応が感じられるようになってきたと感じる」とした上で、「こんな選挙は本当に経験したことがない。集会なども前もってお伝えもできない」「何がどうなるのか読めない」と述べ、特定候補の活動に巻き込まれるのを回避するため、演説や集会の告知ができない実態に触れた。

その上で「有権者に対して主張する、政策をお伝えするという場が確保されていないことは、民主主義の根幹である選挙を危険におとしめているのではないか。各陣営もそうだと思う。きちんとした礼節やマナーをもって選挙活動ができるようにしないと、政治そのものへの不信が起き、政治全体にとってマイナスだと思う」と、今回の選挙戦の異常さに言及。「このような形で、選挙環境が激しく毀損(きそん)されているのは大きな問題。公職選挙法もネット選挙導入以来、あまり手がついておらず、あらためて選挙のあり方などを論じていく必要があるのではないかと、真剣に思います」とも口にした。

小池氏はまた「ずっと想定外のことになっており、対処の仕方も苦慮している」と述べ「公選法は戦後の施行から70年以上たっているが、こういう選挙では、真の意味での選挙活動にならない。どういう方法がいいのか、今回は『被害』という言葉だと思うが(各陣営などが)例を出し合い、これからもさまざまな選挙が行われるので、そういうことがないよう、対処できる方法は知恵を出していかないといけないと思う」とも指摘した。

今回の事態を受け、東京15区補選の各陣営や、選挙に候補者を擁立している政党からは、公選法の自由妨害罪の罰則強化などを求める声が相次いでいる。

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