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「ChatGPT」によって変わる「これからの大学生」の4年間

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年3月28日 20時50分

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地政学・戦略学者の奥山真司が3月28日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。ChatGPTについて解説した。

March 19, 2023, India: In this photo illustration, an OPEN AI logo is displayed on a smartphone with a Chat GPT logo in the background. (c) Avishek Das/SOPA Images via ZUMA Press Wire 共同通信イメージズ

ChatGPTによる革命が起きている

飯田)最近、「ChatGPT」が話題になっています。奥山さんのツイッターにもよく登場しますが。

奥山)自分の名前をChatGPTに入れて、「奥山真司という人物について教えてください」と入れると、いい加減な情報が出てくるのですが、ロジカルに書かれているのです。「これはフェイクニュースに使えるな」などと思うくらいです。

飯田)文句を言いながらも、あれだけやられているということは、「ChatGPTがいろいろなものを変えるのではないか」という思いがあるのですか?

奥山)私は「いま革命が起きている」と思っています。

飯田)革命。

ビル・ゲイツ「初めてコンピュータを見たときの衝撃に匹敵する」 ~ChatGPTがある大学生の4年間となかった大学生の4年間は大きく変わる

奥山)知的な面で人類のロジックのようなものが動くくらい、大きなインパクトがあるのだと思います。

飯田)人類のロジックが動く。

奥山)ビル・ゲイツさんも「初めてコンピュータを見たときの衝撃に匹敵する」と言っていますし、GoogleのCEOを務めていたエリック・シュミットさんも「これはとんでもないことだ」と言っています。

飯田)そうなのですね。

奥山)私は大学で教えていますが、これから1年生になる大学生は今後の4年間、ChatGPTとともに学問を学ぶわけです。

飯田)そうですね。

奥山)彼らはどうなるのだろうと思います。ChatGPTがある4年間となかった4年間、この4年の違いが日本社会の知的インパクトや効率性に対して、与える影響はとても大きいのではないでしょうか。

オリジナルの文章だが、中身はまったく違う嘘を書いてくる

飯田)文章を書くこと1つとっても、以前であれば論文の剽窃などでチェックしましたが、オリジナルの文章ではあるけれど、「中身はまったく間違っている」というようなものができるわけですよね。

奥山)できますね。私の名前を入れたときも、「サラッ」と嘘をついて書いてきました。私がなぜか自動車のデザイナーになっているというような。そういうものも騙せてしまうくらい、すごいものを出してくる。

いろいろな人が遊んで使い方を発見していく ~社会的インパクトは大きい

飯田)そのうち、バイアスのようなものは整理されていくのでしょうか?

奥山)イーロン・マスクさんは民主党嫌いなのですが、「ChatGPTには民主党側のバイアスがある」として、独自のものをつくりたいと言っています。既に「ファインチューニング」という名前をつけて動いている人たちがかなりいて、共和党側のAIをつくろうとしている方もいるようです。

飯田)どういう応用でどういうものになっていくのかは、まだこれからなのですね。

奥山)まだ全体像が掴めないのが正直なところです。いろいろな人が遊んで、いろいろな使い方を見つけていくのでしょう。とにかく、社会的インパクトは大きいと思います。

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