世界的に競技人口の多いクリケット 沖縄に住むネパール人が初の大会「顔を合わせるだけでも楽しい」 協会設立から3年 4チームが2日間リーグ戦
沖縄タイムス+プラス / 2024年3月23日 6時10分
沖縄県内に住むネパール人が母国で人気のスポーツを通して交流を深めようと「沖縄ネパールクリケット協会」(チェトリ・サロジ会長)を3年前に立ち上げた。週に1回の練習などを通してその輪が広がり、9、10日には浦添市内で初の大会が実現。選手は4チームで計50人余、観客を含め100人余がグラウンドに詰めかけ、声援を送るなど楽しんだ。(整理部・溝井洋輔)
クリケットは英国や豪州、インドなどで盛んに行われ、競技人口はサッカーやバスケットボールと肩を並べ世界上位にある。ネパールでは最も人気のあるスポーツの一つだ。
県内に住むネパール人は2023年6月現在、国別で最も多い3600人余となっている。その母国の人気スポーツで交流をしようと、県在住11年目になるサロジさん(32)=ダイコクドラッグ店長=が2019年ごろに有志で集まりプレーし始めた。21年には協会を立ち上げ、参加を呼びかけるとともに道具をそろえ、徐々に本格化させている。
浦添市西洲の浦添埠頭(ふとう)南緑地で行われた初の大会。1チーム11~15人を4チームつくることで初めて実現した。黄色や赤などユニホームをそろえ、2日間にわたってリーグ戦を楽しんだ。幼い子の手を引く家族連れが応援に来るなど和やかな雰囲気で行われた。
サロジさんは「多くの人がネパールでやっていたので、みんな楽しんでいる。日本の人にも参加してもらって、もっと大きな大会を開いてみたい」と、さらに輪を広げたい考えだ。
発足メンバーの一人、トーリパティ・スバスさん(33)=ローソン店長=にとってもクリケットは小学校から中学、高校、大学とずっと身近な競技。「みんな厳しい生活を送るなかでも楽しいことができたらと思う。顔を合わせるだけでも楽しい」と意義を語った。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
うりずんの季節、潮風香り疾走へ 沖縄ランナーズクラブ残波岬駅伝 あす4月28日開催
沖縄タイムス+プラス / 2024年4月27日 10時35分
-
子育て中に始めてラグビー歴20年。「50代、60代も参加し続けられるように」グラスルーツの“エンジョイラグビー”とは?
REAL SPORTS / 2024年4月23日 6時47分
-
「心のハードルを低くしたい」ネパール・ビクラム暦の正月 新年会に400人 那覇市・若狭公民館 地元住民との混成チームでクイズ挑戦「ネパール人でも難しい」
沖縄タイムス+プラス / 2024年4月20日 7時40分
-
速い!1.813秒 沖縄の14歳、カップをさばく競技で世界一 「スポーツスタッキング」発祥の米国で自己新記録【動画あり】
沖縄タイムス+プラス / 2024年4月19日 9時37分
-
ペレレにどんじゃんけん… 各国のゲームが大集合! おきなわ世界塾の「WORLDWIDE 運動会」 ペルー県人会から“逆輸入”も【動画あり】
沖縄タイムス+プラス / 2024年4月5日 10時0分
ランキング
-
1ドンキの新業態「ドミセ」、なぜ渋谷から異例の早さで撤退?Z世代向け「キラキラドンキ」との明暗
日刊SPA! / 2024年5月3日 8時52分
-
2相模湖IC付近で36キロ 中央道・東名高速・関越道など渋滞始まる GW渋滞情報(午前5時40分現在)
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月3日 6時19分
-
3人的ミスで在宅センサーが停止、死亡把握が遅れた可能性 横浜市
毎日新聞 / 2024年5月2日 20時32分
-
4札幌―夕張結ぶ高速バスが消滅へ…50人乗りに乗客数人、運転手不足・車両老朽化も追い打ち
読売新聞 / 2024年5月3日 9時20分
-
5岸田首相 ブラジル訪問の狙い 中国が台頭する中、グローバルサウスとの関係強化へ
日テレNEWS NNN / 2024年5月3日 11時22分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください