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齊藤京子、けやき坂46→日向坂46で8年「生まれ変わってもまた絶対アイドルに」【卒業スピーチ全文】

ORICON NEWS / 2024年4月8日 0時16分

『齊藤京子卒業コンサート』より 撮影:上山陽介

 アイドルグループ・日向坂46が5日、横浜スタジアムで『齊藤京子卒業コンサート』を開催した。齊藤は、2016年5月に日向坂46の前身グループ・けやき坂46に一期生として合格してから約8年間にわたるアイドル活動の幕を下ろした。以下、スピーチ全文。

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いつも応援してくださっている皆さんへ、8年間応援してくださり、本当にありがとうございました。私は小さい頃から好きなものや習い事など、実はそんなに続いたことがありませんでした。大好きだった歌とダンス以外は1年もかからず、すぐに辞めてしまったり、学生時代部活に入部した時も数ヶ月で辞めてしまったり。しかも、私の性格上、当時は今よりも良くも悪くも素直すぎるがあまり「先輩が厳しすぎるから辞めます」と言ってものすごく怒られて辞めたりと、社会に出ていく上で大丈夫かなと不安になるような学生でした。



ずっと憧れだったこの世界に入ることができた時は本当にうれしくて。でも、「もしあの時みたいなことが起きて、誰からも知られないまま卒業となってしまったらどうしよう」という不安がありました。でも、あれだけすぐに辞めてしまったり続かなかった私ですが、アイドルは8年間続けられました。それは、本当に心から楽しくて、達成感や充実感を味わえる刺激的で幸せな日々を過ごせたからです。

アイドルは毎日たくさんの「ありがとう」という言葉をいただけるお仕事です。この「ありがとう」という言葉にどれだけ今まで救われていたか、本当に計り知れないです。アイドルというものは、ファンの皆さんが作り上げて完成するものだと思っています。私は皆さんのおかげでアイドルの齊藤京子になれました。改めて、今までたくさん応援してくださり、そしてたくさんの愛を本当にありがとうございました。

そして、メンバーへ。今まであんまり積極的に話しかけに行けなくてごめんね。私はよくファンの皆さんにも一匹狼だと言われていたり、自分でもそう思う時がありました。本当の本心は、一匹狼ではなかったんじゃないかなと思っています。日向坂は本当に他のメンバーばかりで、いつも何事にも一生懸命で、そんな生き生きとしたメンバーを間近で見ることができて、いつも力をもらっていました。

メンバーの努力家なところと笑顔には、勇気と元気をもらえます。無口で1人でいることが多かったこんな私に、たくさん優しくしてくれて、声をかけてくれてありがとう。私はみんなのことが大好きです。みんなの1人ひとりの夢がかないますように。本当に今までありがとう。

これまで当たり前にやってきたことが、もう全て今日で終わりだと思うと本当にさみしいです。朝、寝ぼけながらメンバーと会って、順番にメイクしていって、寝起きからアイドルに変身した姿で朝日が登ると同時に撮影し始めて、気づいたら外が真っ暗になるまで撮影して、まぶたが重くなるまで一緒にいて「また明日ね」と言って帰る。そんな日々が愛おしい。みんなで心踊った時も、みんなで苦しい思いをした時も、どんな時も全ての感情を共にしてきたみんなとのお別れが本当にさみしすぎて、卒業発表してからみんなの顔を見るたび胸が熱くなっていました。改めて、本当に素晴らしい仲間を持ちました。

そして、この世界に入ってまだ右も左もわからない私たちを育ててくださったスタッフの皆さん、マネージャーの皆さん。初めてテレビ出演させていただいた時に、私たちのキャラクターを作ってくださり、バラエティを教えてくださった土田(晃之)さん、澤部(佑)さん。そして、私たちの名前を広めてくださり、日向坂46の個性を作ってくださったオードリーさん。私をサポートしてくださった各所関係者の皆さん。皆さんがいてくださったから、今の私がいます。たくさん育ててくださり、本当にありがとうございました。

最後に、いつでも私たちの味方でいてくださったおひさまの皆さん、日向坂46を見つけてくださり、好きになってくださり、本当にありがとうございました。名前の通り、おひさまの皆さんは誰よりも温かくて、皆さんのおかげで私たちは日向坂46として輝けています。これからの日向坂46をよろしくお願いいたします。

もうこれで本当に最後です。アイドル、とっても楽しかったです。私にとってアイドルは心からの天職でした。人生の中でアイドルになれたことは、私にとって1番の誇りですし、かけがえのない思い出です。皆さんに出会えて心から幸せです。今まで本当に本当にありがとうございました。日向坂46齊藤京子



 『卒業コンサート』のラストの楽曲は、齊藤が「最後に宝物のような楽曲をいただきました。初めて全期生がそろったMVで、私にとってとても大切な楽曲です」と紹介した「僕に続け」。

間奏で齊藤は「改めて8年間本当にありがとうございました。皆さんと見た景色は本当に宝物です。一緒に坂をのぼってここまで来たこのアイドル人生が最高に楽しかったです。これからも日向坂46をよろしくお願いします。生まれ変わってもまた絶対アイドルになります!いままで本当にありがとうございました!」と改めて感謝を伝えた。

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