スターダスト関連会社、異例のコミック事業始動 タレント力使い実写化視野の漫画を開発

「カラちゃんとシトーさんと、」 （C）2024 Minato Takano, Futonchirashi

　芸能プロダクション・スターダストプロモーションの関連会社であるSDPが、業界としては異例の実写化コミックレーベル「BeSTAR comics（ビースターコミックス）」を26日に立ち上げた。コミック事業を本格的に始動させ、電子コミック2作品『カラちゃんとシトーさんと、』『ヤドカリ』をコミックシーモアにて配信。出版・映像製作の経験値を活かし、企画段階から実写映像化を視野に入れた漫画作品の開発を行う。

【画像】芸能事務所が漫画に注力！配信した漫画『ヤドカリ』イラスト

　ジャンルは恋愛、ラブコメディ、BL、学園、ヒューマンドラマ、ファミリードラマ、スポーツ、サスペンス、ミステリー、ホラー、アクション、SF、時代劇、コメディなど幅広く展開予定。

　スターダストプロモーションに所属する総勢1000人超のタレントを活かした実写化も想定し、将来的にはオーディションや投票形式でキャラクター・実写化俳優＆女優・主題歌の決定を行うなど、読者参加型のプロジェクトも実施する。

　第1弾リリース作品は『カラちゃんとシトーさんと、』『ヤドカリ』の2作品。コミックシーモアにて26日から独占先行配信で連載がスタートし、今後は、隔週で続話が配信されて行く予定となっている。

■『カラちゃんとシトーさんと、』作品紹介
　食を愛するカラちゃん×サウナを愛するシトーさんの二人と全国各地のプライベートサウナを一緒に巡り、一緒に美味しいごはんを食べているような気持ちになれる本作。美男子二人によって繰り広げられるフリーダムなやりとりを通して読者に極上の癒しを与え、個人ファーストな時代に“こうあったら素敵だと思える付き合い方”や“ゆるくて気楽な旅の仕方”を届ける内容。心身ともに"ととのう"こと間違いなし！　読めば読むほど推せる正反対イケメンコンビによる、"サウナ"と"食"を中心に繰り広げられる日常至福ストーリー。

　原作を担当するのは、MBS・TBSドラマ『賭ケグルイ』の脚本を担当し、その後も映画『映像研には手を出すな！』、日本テレビ系日曜ドラマ『真犯人フラグ』、テレビ朝日系『王様戦隊キングオージャー』など数多くの作品の脚本を手がける脚本家の高野水登（たかの・みなと）。漫画を担当するのは、今作が初の漫画連載となる漫画家のフトンチラシ。繊細な筆遣いでキャラクターの質感を表現し、オリジナリティのある絵柄で作品を届ける。

■『ヤドカリ』作品紹介
　正義感にあふれる前途有望な政治家志望の青年が極悪非道のヤクザと脳を入れ替えられた…!?衆議院議員である父の秘書をしている五十里賢太郎は、悪徳政治家の父と決別したある日の帰り道、車に轢かれて気を失う。なぜか警察署の前で目を覚ました賢太郎は、当時、殺人の容疑をかけられていた暴力団組員・高山竜二の体になっていた。高山として逮捕された賢太郎は無実を訴えるが、10年間服役することになってしまう。自身の体・恋人・立場、全てを奪われた賢太郎は人生を取り戻すため、“五十里賢太郎”として生きる高山竜二への復讐を決意する。全てを失った男が人生を賭けて奪われたものを取り戻す、スリル満点ブレイン・リベンジサスペンス。

　原作を担当するのは、2008年に『霊眼』で第7回「このミステリーがすごい！」大賞の優秀賞及びWEB読者賞を受賞した小説家の中村啓（なかむら・ひらく）。漫画を担当するのは、『ピックアップ』（福田博一名義／原作：真鍋昌平）にて連載デビューした注目漫画家・ブル。