『光る君へ』見上愛「幸せでした」 中宮・彰子役で存在感

大河ドラマ『光る君へ』の場面カット（C）NHK

　大河ドラマ『光る君へ』（毎週日曜　後8：00　NHK総合ほか）キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原彰子を演じた見上愛の声を紹介する。

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――『光る君へ』の藤原彰子の変化

母性は結構演じていく中でどんどん湧いてくるものがあって、赤ちゃんをたくさん抱かせていただく機会があったり、子役の子とたくさんお芝居させていただく機会があったり。そういう中でまだ実際の自分は母性を感じることってなかなかないけれど、やっぱり彰子っていう人を通して、2人の母親でたくさん妹とか弟がいて、それで国母になっていく。国民も我が子と同様大切に思っていくっていう姿勢とかそういうものは、演じていく中で変わっていったと思います。

――印象に残っているシーン

たくさんあるけど、やっぱりまひろさんとのシーンはどれも印象的で、文学としての学びもそうなんですけど、それだけじゃなくて人の幅みたいなものの学びがすごく多くて、まひろさんとしゃべっているシーンの中で、だからそこのシーンはすごく印象に残っているし、やっぱりまひろさんがことばをかけてくれて「お慕いしている」って、まひろさんのことばによって彰子の内面が変わって、一条さんに告白するっていうシーンとかもすごく印象に残っています。

――藤原彰子として過ごした時間

幸せでしたね。ずっと大河ドラマというものになんとなく憧れがあって、でもそれに自分が出ているという想像まではついていなかったんですけど、今回お話をいただいて、すごくすてきな役をいただいて、毎回毎回、彰子とともに悩みながら「どういうふうにしたらいいかな」とか、「この時代を生きている人だったらどうしていたのかな」っていうことを考える時間がすごく贅沢だなと思っていて、なんか走馬灯で見るかもしれないですね（笑）、この期間のことを。