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大久保佳代子ら、40代婚活女性が直面する「オトコにどこまで合わせるか問題」

OTONA SALONE / 2019年3月15日 21時0分

3月8日放送の「ノンストップ!」(フジテレビ系)で、「40歳からの婚活」を特集していました。

 

40代で結婚したと願う男女は増える一方で、結婚相談所に登録しているのは30代が一番多いそうですが、40代もそれに肉薄する勢いだそうです。シニア婚活も活発だそうで、結婚はもはや20代で一度の時代ではないのです。

 

しかし、だからといって、成婚率が上がっているかというと、そうでもありません。お見合いまでたどりつけないことも多く、いざお見合いをしてみると、「価値観の壁」にぶつかるそうなのです。

 

カレとぶつかる「価値観の壁」とは?

価値感の壁その①

たとえば、大手企業でバリバリ働く40代女性が、50代男性とお見合いをした時のこと。
その男性が「昨日、夜10時まで残業していて」と言っていたので、女性は「仕事をがんばっている自分をアピールしたい」と思い、「私なんて夜中の12時まで残業して、終電ですよ」と返したところ、相手の男性から“お断り”をされてしまったそうです。

 

お見合いを断る場合、「どこがイヤだったのか」を明言することはまずありません。時々、「私(ボク)のどこがダメだったんですか?」と相手に突関する猛者がおりますが、事を荒立てたくないので、本心は言わないでしょう。もしかしたら、外見が気に入らなかったのかもしれませんし、お見合いをしたくないのに紹介者の顔を立てて、いやいやお見合いをしたのかもしれない。なので、「12時まで働いていたから、断られた」ということが原因とは限らないと仮定した上で、考えてみましょう。

 

同番組の出演者のコメントは、以下のとおりです。
タレント・千秋は「もし、結婚することが目的なら、妥協すべき」
お笑い芸人・カンニング竹山は「この二人は結婚してもうまくいかないから、断られてよかった」、元婦人公論編集長、三木哲男氏は「外でバリバリやっている男は、家でくつろぎたい。家にも部下のようにバリバリした女性がいると疲れる」、つまり12時まで残業してる発言は余計であるとほのめかしました。結婚願望があるオアシズ・大久保佳代子は「オトコのプライドというものがあるから、私なら『12時まで残業していた』とは言わないかもしれない。けれど、どうしてそこまで気を使わないといけないんだ」とも話して、スタジオから笑いが起こっていました。

 

価値観の壁その②

海外旅行が好きで、結婚してからも行きたいと考えている40代の女性が、50代男性とお見合いをしたところ、その男性に「お金をかけるなら、旅行より食事」と言われたそうです。女性は男性に嫌われたくないばかりに、「そうだよね、旅行はお金かかるもんね」と合わせてしまったそうですが、モヤモヤしているそうです。このエピソードに、千秋は「結婚したい」という目的があるのなら女性側が合わせる、オオクボさんは「これは妥協する」と答えていました。

 

価値観の同じ男女なんて、この世にいるのか?

① と②のエピソード、みなさんはどうお思いになるでしょうか?

 

まず①に関してですが、私が気になったのは「昨日10時まで残業をしていて」という話は、どんな会話に組み込まれていたのかということ。

 

A. 最近は繁忙期なので、「昨日10時まで残業をしていて」
B. 会社の業績が悪くて、人手不足。なので「昨日10時まで残業をしていて」疲れがたまっている
C. オレ、仕事ができちゃうから、いろいろ頼られちゃって「昨日10時まで仕事しちゃって」

 

ざっと考えても、3つのパターンが思い浮かびます。たとえばAなら「この人と結婚した場合、忙しい時は23時くらいに帰ってくる」と結婚生活が想像できるから、女性側に有益な情報です。Bも「この人の会社はひょっとしたらヤバい」とか「この人と結婚したら、忙しいから家事を分担することは難しいかも」とシュミレーションする材料になる。Cはこういうふうにデキるアピールする男性に頼りがいを感じる人もいるでしょうし、「仕事の能率、悪いんじゃね?」と思う人もいるでしょうが、ここはお好きに判断してください。

 

相談者の女性は「男性より、自分のほうが上だと言ってしまったがために断られた」と思っているようですが、お見合いは性格を見定める場ではありません。男性の話を「今の〇〇という話は、結婚した場合どうなるか」と考えて、アリかナシか判断したらどうでしょうか。

 

次に②.これは男性側が「お金の使い方」について話しているわけですが、「お金の使い方」とは、逆に言うと「自分の財布を痛めたくない」と言うことでもありますから、方法は超簡単。結婚してもお財布を別にするのです。そうすれば、女性側が旅行に行っても、自分のカネで行っているわけですから、相手の男性の財布が痛むわけでない。面と向かって反対できないはずですし、もしかしたら男性側が「僕も行きたい」と言ってくる可能性もあります。40代を過ぎて結婚する人は夫婦でベッタリにならず、これまでの趣味や人間関係は努めてキープしたほうがいいと思います。

 

結婚するなら価値観が合う人とか、逆に価値観が合わなくて離婚したという話を聞きますが、そもそも価値観の合う人なんているのかな?というのが、私の考えです。たとえば、同じ旅行が趣味でも、いろーんなところを回りたい人もいれば、ゆっくり一都市に滞在したい人もいるでしょう。自然の中に行きたい人もいれば、芸術にひたりたい人もいる。飛行機もエコノミーでいいという人もいれば、飛行機での過ごし方も旅行だからビジネスがいいという人もいる。好みのツボは無数にあって、「何から何まで合う」ということは、まずありません。これば食事でも一緒です。ミシュランで星を取った店に行きたい人もいれば、赤ちょうちんを極めたい人もいるでしょう。

 

こういう時、心のきれいなライターなら「よく話し合って」とか言うのでしょうが、この方法だと「カネを出して、我慢もさせられた」と、どちらかに遺恨が残るもの。20代の結婚であれば「子どもが行きたいと言っている」と子どもをダシにしてお互いを納得させることができますが、40代は必ずしもそうとは限らない。それならば、お互い財布を別にして、好きなことをお互いやるほうが、ストレスがたまらないのではないでしょうか。年がら年中、一緒にいなくてもいいのです。

 

「男性を立てる」を刷り込まれた世代が、考えるべきことは……

昭和史に残る悪女は、なぜオトコを立てるのか?

さて、大久保サンの「そこまでしなくてはいけないのか」について、稀代の悪女よりご意見賜りたいと思います。

 

みなさん、福田和子(以下、カズコ)をご存知でしょうか。1982年に福田和子(以下、カズコ)が松山市で同僚のナンバー1ホステスAさんを殺害した事件です。美容整形で顔を変え、オトコを変えながら逃げ続け、時効21日前に捕まったという犯罪史に残るヒロインです。

 

男性に甘えるのが天才的にうまかったカズコですが、歯牙にもかけないオトコもいたそうです。それについて聞かれると、カズコは「オトコには腕力とカネがある。こっちにはない。だから、ほめておだててチャラにする」と答えたそうです。つまり、メリットのないオトコは端から相手にしなかったわけです。

 

大久保さんは「47歳なのに、自分のことを38歳くらいだと思っていて、37歳くらいの男性を狙ってしまう」と反省していましたが、今の大久保さんなら、男性が束になってもかなわない経済力を持っているはず。ですから、大久保サンが無理に相手を立てる必要はありませんし、37歳くらいの男性をターゲットにして全然OKです。

 

40代は「男性を立てる」を刷り込まれた世代ですが、そんな小さなことにとらわれることなく、カズコのように相手が自分のメリットになりうるか、じっくりさぐってみたらいかがでしょうか。

 

≪フリーライター 仁科友里さんの他の記事をチェック!≫

 

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