40代の「毛穴開き」に毛穴パックはOK・NG?正解は【ヘルスリテラシー#10】

OTONA SALONE / 2019年9月24日 11時0分

こんにちは。「予防医学」を啓蒙するアンチエイジング医の中村康宏です。健康に関する正しい情報を使いこなす令和時代の概念「ヘルスリテラシー」を伝えています。

40代ともなると毛穴ケアは二の次にされがちですが、たるんだ毛穴が皮膚の上に影を作り、くすみの原因ともなります。間違ったケアをすることでさらに悪化させている例も多々あります。詳しく説明しましょう。

 

毛穴の部位や、その形で「原因」が違います

毛穴が目立つ原因は、顔面の部位によって異なります。

 

根本的な原因は毛穴の中で角栓ができること。加齢によるたるみで毛穴が開き、黒ずみ・つまり、角栓が生まれます。特に頬では黒ずみ・皮脂・毛穴の開きが目立ちます。

 

こうした部位では過酸化脂質と角化異常が認められます。また、タンパク質の変性(AGE)、乾燥などが報告されています。

 

毛穴が丸いか、楕円かで、「詰まり」なのか「老化」なのかが判断できます。

 

丸い毛穴の場合は「詰まり」、

楕円の場合は「老化」です。

 

40代の場合は気になるのが「老化」でしょう。実際、多くの人の肌では、皮膚そのものがたるんでいたり、コラーゲンが少なかったり、乾燥が進んでいたりします。

 

コラーゲンが少ないならば、とにかく何度もこまめに水分を入れていくのが大事。なぜなら、老化の原因の1つが糖化反応だからです。

 

皮下のたんぱく質、コラーゲンが変成し、委縮して毛穴がたるんでしまいます。たるんでいる上にコラーゲンも少なく、保湿のためのスポンジ作用がないので、水をやり続ける必要があるのです。

 

若い間はコラーゲンやヒアルロン酸などの皮下組織が水をためておけるので肌がふっくらしていますが、年をとるにつれてその効果がなくなっていきます。でも、ゼロではないから補ってあげるんです。

 

どんな「水分」を入れ込めばいいんですか?

とはいえ、ただの水だと気化熱で表面の水分をとられます。浸透しやすい、角質細胞に入りやすいものがいいでしょう。ハトムギや、温泉水などのスプレーミストを1日に何度もかけるのもいいです。

 

パックをする場合は、表面がちょっとでも乾いたらやめましょう。また、油脂を含む化粧水を使うと、乾燥を予防するための膜を作ってはくれるものの、毛穴を閉じるためにはその下に水を入れたいので、水は入れるが膜を張ってくれるようなものを選んだほうがいいでしょう。

 

やってOKなケア、NGなケアリスト

 

【OK】
○ ビタミンC誘導体やビタミンEクリームなど
○ 保湿、真皮の水分保持能力が落ちているため頻回に
○ 酸化ストレスをためない生活、ターンオーバー異常を起こさない睡眠
○ レーザ・フォトフェイシャル(加齢)、ピーリング(皮脂によるもの)

【NG】
× 角栓パックは毛穴が開きます
× ピーリング剤の日常づかいで乾燥しすぎ

 

ピーリングは、アンチエイジングには効果大。最近のクリニック施術のピーリングは赤くならないので、月に1回程度行うのはとてもいいものです。美容医療の中で、いちばん手軽で安くて時間も短くオールマイティなのがピーリングです。

 

が、日常でだらだら続けると表面だけが削られ続け、逆に乾燥します。ピーリングはある程度奥まで浸透しないと意味がないので、家庭用とクリニックは違う施術だと考えてください。

 

『ヘルスリテラシー』中村康宏・著 1,480円+税/主婦の友社

医師・予防内科医・米国栄養士・産業医・MPHホルダー(米国公衆衛生学修士)
中村 康宏先生

米国留学を経て、健康増進・健康防衛のための医療を提供すべく「中村康宏内科クリニック」を京都で開業。その後、日本初のアメリカ抗加齢学会施設認定を受けた「虎の門中村康宏クリニック」を東京で開業。一般内科診療、アンチエイジングを追求する女性への美容医療、外国人の企業検診や訪日旅行客へのヘルスケアサービス、IT企業の社長へジムの運動メニューまで考える「顧問ドクター」、産業医として、企業のメンタルヘルスに関する相談などの予防に特化した医療サービスを提供している。無料相談会も全国各地で実施、ぜひお運びください。

 

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