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自分で結える!着物に似合う新・夜会巻きヘア

OTONA SALONE / 2020年12月30日 8時0分

髪をキュッとねじり上げ、うなじを見せる「夜会巻き」は着物ヘアの王道スタイル。タイトにまとめることで、髪のツヤが引き立ち着物姿をより美しく見せてくれます。

今回はこの定番スタイルをベースに、少し遊びを加えた現代風の夜会巻きを紹介します。

友人の結婚式や同窓会、観劇などちょっとおしゃれをしてお出かけする際に取り入れてみてください。

 

その1:毛先に浮遊感のある夜会巻きの作り方

 

ファッション誌で飛び交う「抜け感」や「こなれ感」は着物には似合わない言葉かもしれません。

ただ、着物を気軽に楽しむ人が増えている今、しきたりでガチガチに固めてしまうのはナンセンス。

シーンに合わせた着物選び、立ち居振る舞いなど最低限のマナーを守りつつ、新たなスタイルに挑戦していくことで着物の楽しみが広がっていきます。

まずはヘアスタイルから、今っぽさを取り入れてみてはいかがでしょうか。

ベーシックな夜会巻きも毛先がふわっとゆれるだけで「抜け感」が出て、ぐっと洗練された雰囲気に。えり足はスッキリとしているので、きちんと感がありおよばれシーンにもマッチします。

他のまとめ髪も毛先を少し遊ばせることで、きちんとしつつもおしゃれに決まりますよ。

 

くずれにくいふんわり夜会巻きのポイントは「逆毛」

アップスタイルでお出かけするとき、一番の不安は「くずれてこないか……」ということ。ふんわりさせた毛先がダレてこないか、盛ったトップがぺしゃんこになったらどうしよう。そんなことに気を取られていてはせっかくのお出かけが楽しめませんよね。

まとめ髪をつくるときはピンでがっちりとホールドするだけでなく、「逆毛」が重要なポイントになるのです。

毛流れに逆らってとかすことで、髪がもじゃもじゃとからまった状態に。このからまりで、ピンをさした時に引っかかりができ、抜けにくくなります。もちろん、根元から立ち上がるので、ボリュームもヘタらずに美フォルムをキープしてくれるんです。

逆毛を有効活用するのが、まとめ髪を美しくキープする秘訣なのです。

 

★新・夜会巻きはこう作る

どんな着物にも対応できる、新・夜会巻きのつくり方を説明します。

①上に向かってギュッとねじる

あらかじめワックスを全体になじませておくとまとまりがよくなります。前髪とトップの毛束を残し、髪全体をひとつにまとめたらえり足から上に向かって一気にねじります。根元(えり足)がたるまないように、ギュッときつくねじるのがポイント。毛先は中に入れずにピンで留めます。

ピン使いが苦手な人は。夜会巻き用の大きなUピンを使うとしっかりと留まる。

 

②トップに逆毛を立てる

和装ヘアで大切なのはトップの盛り感。最初に残しておいたトップの毛束を持ちあげ、根元に向かってコームを動かして逆毛を立てます。根元から5cmくらいのところにコームを入れてしごくようにとかすのがコツ。

猫っ毛の人はキープスプレーを吹きかけておくとダレてこない。

 

③トップをねじって留める

逆毛を立てた毛束をそのまま後ろに倒し、中間からねじります。表面がボサボサしていたらコームで軽くなでて整えておきましょう。ねじり終わりをおさえながら前にぐいっと押し出し、高さを盛ります。

毛束を押し出して高さを出したら、毛先を残しピンで留める。

 

④残しておいた毛先に逆毛を立てる

しまい込まずに残しておいた毛先を広げて散らします。根元近くに逆毛を立ててボリュームアップ。ふわっとした動きがつき、華やかさもアップ。

毛束は細く取り、少しずつ逆毛を立てるのがポイント。

 

⑤仕上げにスプレーを吹きかけ固定

粒子が細かいキープ用のスプレーを全体に吹きかけてスタイルを固定。カチカチになるのはイヤという人も、湿度が高い日はふわっとした質感をキープしにくいのでキープ用のスプレーを使いましょう。

 

前髪はサイドに流しタイトにまとめる。落ちてこないようにピンで留め、キープスプレーを。

大人の落ち着きと、今っぽい抜け感をあわせ持ったまとめ髪が完成。タイトな面とゆれる毛先のメリハリが魅力。

毛先に遊びはあるものの、シンプルなスタイルなのでかんざしやヘアコームなどで華やかさをプラスして楽しんで下さい。

 

その2:アップじゃないけど、和装に似合うボブ風ヘア

 

みんなと同じアップスタイルはイヤ、おしゃれに着物を着こなしたいという人にトライしてほしいボブ風ヘアです。

毛先を内側にしまい込むだけで、がらりと雰囲気が変わり「あれ、髪切った?」と驚かれること間違いなし!

襟に髪もかからず、ツヤのある面ができるのできちんとした席にも対応できます。

ただ毛先をしまい込むだけでは平凡なので、片サイドを耳にかけてメリハリをつけるのがポイントです。

 

・毛先を巻いて優美な毛流れをつくる

ここからはボブ風ヘアのつくり方をレクチャー。

モデルは鎖骨にかかるくらいの長さですが、肩くらいからロングまで使えるテクニックなので、ぜひマスターしてください。

①根元を起こしながらドライ

髪が乾いた状態なら、根元に水をスプレーするか、ブロー用のローションをなじませて髪を湿らせておく。

手ぐしで根元を起こしながらドライヤーの温風をあててボリュームアップ。

前髪は分け目があいまいになるよう左右にふりながら乾かすのがポイント。

②毛流れを整える

根元がふんわりとしたら、ブラシで毛流れを整える。和装ヘアにはツヤのある面が必須なので、ブラシを使ってきれいに整えて。

 

③毛先をアイロンで内巻きにする

アイロンで毛先を内巻きにすることで、内側にしまい込みやすくなる。さらに、フォルムもきれいに仕上がる。

後ろは上下2段に分けておくと巻きやすい。ここでは32mmのアイロンを使用。

④後ろを2束に分けて結ぶ

両サイド(耳前)の髪を残し、後ろの髪をざっくりと半分に分けてたるみができるくらいゆるく結ぶ。分け目をしっかりつけると、仕上がりが不自然になるのでジグザグにするのがポイント。

髪が長い人は三つ編みにすると、中にしまい込みやすい。

 

⑤ピンで留めれば完成

毛先を内側に入れて左右からピンをさして固定する。頭皮側の髪もピンでキャッチしないと留まらないので注意して。サイドの髪は毛先を襟足に寄せてピンで留める。

表から見えない位置にピンをさすこと。

 

完成した後ろ姿はこんな感じ。サイドに飾り付きコームやクリップをつけて華やかさをプラス。

 

横から見ると丸みのある女性らしいシルエット。根元を起こして乾かしたことで、トップもふんわり。

難しいテクニックはいらないので、不器用な人でもきれいに仕上がるはず。

ビシッと決めて、周囲を驚かせちゃいましょう。

 

≪主婦の友社 OTONA SALONE編集部さんの他の記事をチェック!≫

 

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