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"わが子の天職"が8つのタイプ診断で判明

プレジデントオンライン / 2019年2月2日 11時15分

写真=iStock.com/FatCamera

親にとって、子どもの進路には、期待もあれば不安もあるだろう。わが子はどんな仕事に向いているのか。そんな疑問を解決する天職診断を今回ご紹介する。

■天職とは何か、親は何ができるか

人工知能(AI)が働き方を変えると言われるなど、社会が変化するにつれて、仕事の種類も増え続けています。また、世の中にはあまり知られていない職業もたくさん存在しています。

今回ご紹介している「思い出からみるタイプ診断」は、みなさんの職業選びの視野を広げるきっかけになればいいと考えています。質問に回答して、自分の考え方の傾向や、歴史上の偉人でいえば誰に似ているのかを把握することができます。そして、「このタイプに多い仕事分野」を見ていく仕組みになっています。たとえば、「クリエイティブな努力家」タイプと診断された人の結果を見てみると、1位「生き物」に関わる仕事、2位「ファッション・美容」の仕事、3位「公務員」の仕事、となっています。これは統計上、自分と同じタイプには、こういった仕事分野で活躍している人が多いということです。さらに調べ進めていくと、「生き物」に関わる仕事には、医師や獣医師、ブリーダー、騎手など様々な職種があることがわかります。1度もその職業に興味を持ったことがなかったり、大人の方も、いま仮にその仕事に就いていなかったりした場合でも、「もしかすると、自分はこの仕事に向いているのかもしれない」と考えるヒントになります。

「子どもには天職に就いてほしい」と、親として願うのが普通だと思いますが、私は「天職」という言葉の使い方に気をつけるようにしています。「自分にぴったり」という意味で使われる場合が多いのですが、どうもしっくりきません。「天職」とは、パズルのピースがはまるようにぴたっと合う感覚のものというより、たまたま自分が就いた仕事であっても、いかに楽しむことができるかということではないでしょうか。そこで自分の得意なことを身につけ、キャリアの土台を築き上げていくことで、「天職」にたどり着くものだと思います。

私自身の話でいえば、実はSEとして仕事を始めています。その後、本の『13歳のハローワーク』のウェブサイト作成に携わった経緯から、「13歳のハローワーク 公式サイト」の編集長になりました。自分がどういった仕事に向いているかは、自分でもなかなかわからないものです。

また、子どもが職業を選択する際、親が「医者がいい」「公務員がいい」と一方的に決めつけてしまうのはよくありません。親はあくまでも子どもの視野を広げる手伝いをしてあげるのが、望ましい態度でしょう。大人でさえ「天職」に就くのは難しいもので、大人よりも世の中を知らない子どもたちはなおさらだからです。そして、最終的には「自分で自分の仕事を選ぶ」ように仕向けることが大切です。

私の娘がいま中3で、卒業後は高校に行かずに馬の学校に行きたいと言っています。親から見ると高校に行かないリスクは大きいし、心配でしかたありません。しかし、4年も前から同じことを言っていてブレないし、十数年生きてきたなりに考えて出した答えだから、いまは応援したいと思っています。親の反対を乗り越えて自分で道を開くくらいのたくましさを子どもたちに期待しています。

▼思い出からみるタイプ診断
使い方●小学生時代の思い出から自分に当てはまるか○×で答えてください。3つのジャンルごとの○×の数であなたのタイプがわかります。○×が同数の場合は、「×の数が多い」とみなして診断してください。
【興味関心の方向】
Q1:放課後には、たくさんの友人と遊んでいた。
Q2:文化祭などのイベントでは裏方より目立つことが好きだった。
Q3:人に指名されなくても、自分の意見を言うことができた。
Q4:自分から仲間に声をかけて、遊んだり、運動したりすることが多かった。
Q5:友達の誕生日プレゼントを買うとき、悩まずに決められるほうだった。
Q6:授業参観では、張り切って手をあげた。
Q7:日が暮れるまで外でたっぷり遊ぶのが好きだった。
Q8:休み時間は、決まった友達とだけ一緒にいるということは少なかった。
Q9:クラスの仲間を笑わせるのが好きだった。
Q10:静かな場所よりも人ごみのほうが好きだった。
○の数が多い→Dタイプ(どんどん広げる)
×の数が多い→Jタイプ(じっくり深める)

【物事の捉え方】
Q11:クロスワードパズルは苦手だった。
Q12:泳いでいて、少し魚の気持ちがわかったような気がした。
Q13:物事を一歩一歩着実に進めていくタイプではなかった。
Q14:実話より、小説のほうが「すごい!」と思った。
Q15:「サンタクロースは実在しないんだよ」と言われるのがすごくイヤだった。
Q16:夢のない大人にはなりたくないと思っていた。
Q17:魔法や超能力は現実にありうると思っていた。
Q18:幽霊やUFOは本当にいると信じていた。
Q19:大げさな話をしている友達を見るたびに、本当だと信じていた。
Q20:雲の形を見て「○○みたいだなあ」と思うことがよくあった。
○の数が多い→Cタイプ(抽象的イメージに着目)
×の数が多い→Gタイプ(具体的データに着目)

【結論の出し方】
Q21:そんなつもりはないのに、「怒ってるの?」と友達に言われた経験はない。
Q22:友達とケンカしたら、自分が正しいと思うときでもあやまった。
Q23:自分の意見に反対されると、「嫌われてるんだ」と思ってしまうほうだった。
Q24:算数は苦手科目だった。
Q25:クラスメイトの間違いに気付いたときに、「それは違うよ」と口に出せなかった。
Q26:友達がムッとした顔をすると、それ以上怒らせないようにと気をつかうほうだった。
Q27:「それは違う」と思うことでも、相手にはっきりとは伝えないほうだった。
Q28:トランプやゲームのとき、相手が負けそうで泣き顔のときには手かげんをしてあげた。
Q29:「お願い!」とクラスメイトに頼まれると、イヤと言えないほうだった。
Q30:「気持ちは伝わるんだけど、何が言いたいのかわからない」と人に言われたことがある。
○の数が多い→Kタイプ(心で感じる)
×の数が多い→Aタイプ(頭で考える)
▼あなたのタイプは? 8つのタイプ診断
【DCKタイプ】思いやりのリーダー
人生を、わくわくするような可能性に満ち溢れた冒険と捉えます。想像力に富み、周囲の状況に敏感に反応し、情熱的に物事に関わります。難しいことへの解決法をすばやく思いつくのも得意です。また、感情表現が豊かで面倒見がよいので、人からの支持もあつまります。
このタイプの偉人●マザー・テレサ
このタイプに多い仕事分野
1位「音楽・映画」(例:アーティスト、映画監督)
2位「建築・インテリア」(例:建築家、インテリアデザイナー)
3位「マスコミ・出版」(例:アナウンサー、編集者)
【DCAタイプ】独創的な挑戦者
物事の改革を熱心に推し進めます。問題が困難であるほどやりがいを感じ、独創的な対応方法を考え出します。現状に満足せず、周囲に働きかけながら、新しいことに挑戦します。アイデアを出したり、それを実行に移すために分析して考えることも得意です。率直な態度と決断力を持つリーダー的存在であることが多いのもこのタイプの特徴です。
このタイプの偉人●織田信長
このタイプに多い仕事分野
1位「金融」(例:公認会計士、ファンドマネージャー)
2位「マスコミ・出版」(例:アナウンサー、編集者)
3位「旅行」(例:ツアーコンダクター、パイロット)
【DGKタイプ】明るい活動家
明朗快活、おおらかで、しかも面倒見がよく優しいので、自然と周りの人たちを惹きつけます。人の気持ちや期待を敏感に察し、現実的に役立つ対応をとることに長けています。あらゆることに楽しみを見つけ、他者がより楽しめるように、工夫することに喜びを見いだします。また、実践的な対人能力が必要とされる場面で、力を発揮します。
このタイプの偉人●豊臣秀吉
このタイプに多い仕事分野
1位「スポーツ」(例:プロスポーツ選手、体育教師)
2位「生き物」(例:医師、獣医師、ブリーダー、騎手)
3位「接客・販売」(例:客室乗務員、ホテルスタッフ)
【DGAタイプ】規律ある遂行者
過去の経験を生かして、難しいことをわかりやすく説明することが得意です。物事を達成するために計画し、決断力をもって遂行することができるので、ほかの人から信頼されています。また、行動力・熱意・思いやりを持ち合わせ、“空気を読む”力にも優れているため、人を惹きつけ巻き込んでいくことを得意するので、一緒にいて楽しい存在です。
このタイプの偉人●ウィンストン・チャーチル
このタイプに多い仕事分野
1位「スポーツ」(例:プロスポーツ選手、体育教師)
2位「モノ作り」(例:エンジニア、職人)
3位「音楽・映画」(例:アーティスト、映画監督)
▼あなたのタイプは? 8つのタイプ診断
【JCKタイプ】クリエイティブな努力家
控えめで、静かな観察者である一方、自分の価値観にあった理想の生き方を追求します。創造性に富み、新しいアイデアややり方も積極的に取り入れ、物事を成し遂げるために集中して努力します。自分に求められていることや望まれていることに応えるため、意欲を持って最善を尽くそうとします。
このタイプの偉人●パブロ・ピカソ
このタイプに多い仕事分野
1位「生き物」(例:医師、獣医師、ブリーダー、騎手)
2位「ファッション・美容」(例:ファッションデザイナー、美容師)
3位「公務員」(例:官僚、地方公務員、国連職員)
【JCAタイプ】真理の探究者
難しい課題に取り組み、自分なりの発想ややり方で新しいものを生み出しすことに力を尽くします。強靭な頭脳で物事を客観的かつ長期的視点にたって捉え、必要に応じて論理的な判断もできます。自分の興味がはっきりしていることが多く、自分の中にある興味を生かしたり、役立たせることが可能な職業を求める傾向にあります。
このタイプの偉人●ベートーヴェン
このタイプに多い仕事分野
1位「アート・ゲーム」(例:画家、ゲームクリエイター)
2位「生き物」(例:医師、獣医師、ブリーダー、騎手)
3位「IT・WEB」(例:プログラマー、ITコンサルタント)
【JGKタイプ】世に尽くす情熱家
もの静かで、友好的。自分にとって大切な人や事柄のためであれば、どんな労力や犠牲を払うこともいといません。豊かな感情の持ち主で、情熱をもって人を見守ったり、人から頼りにされたりします。非常に忍耐強く、1度やると決めたことは、大きな困難に出合っても、最後までやり通します。人の気持ちに敏感で、相手の気持ちを大切にします。
このタイプの偉人●西郷隆盛
このタイプに多い仕事分野
1位「接客・販売」(例:客室乗務員、ホテルスタッフ)
2位「モノ作り」(例:エンジニア、職人)
3位「花と緑」(例:農家、庭師)
【JGAタイプ】冷静な実力者
現実に起こっていることを冷静に観察し、その核心を捉える力があります。責任感が強く、やるべきことをいったん決めたら、抵抗や障害にあっても着実にやり通します。また、人の意見をしっかり聞いて、自分なりに分析をし、判断することができます。
このタイプの偉人●徳川家康
このタイプに多い仕事分野
1位「大きな自然」(例:科学者、宇宙飛行士)
2位「花と緑」(例:農家、庭師)
3位「法律」(例:弁護士、国会議員)

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松尾和祥(まつお・かずひろ)
「13歳のハローワーク 公式サイト」編集長
東芝に入社後、フリーランスのSEを経て、2000年にシステム会社ビーンズ・ワークスを設立。08年から同サイトを運営するトップアスリートの社長となる(編集長兼任)。

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(「13歳のハローワーク 公式サイト」編集長 松尾 和祥 構成=吉田彩乃 撮影=石橋素幸 写真=iStock.com)

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