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橋下徹"宣言から4年、大阪万博決定の日"

プレジデントオンライン / 2019年1月2日 11時15分

※写真はイメージです(写真=iStock.com/kuremo)

大阪府知事・大阪市長として大改革を成し遂げた橋下徹氏。8年間の政治家生活を終え、民間人に戻ってから3年目の2018年をどう過ごしたか。プレジデント社の公式メールマガジン「橋下徹の『問題解決の授業』」1年分の中から、秘書の梶村奈苗氏が振り返る。12月25日配信分より抜粋してお届けします(上下2回)。

■橋下事務所も揺れた! 大阪府北部地震

あけましておめでとうございます。橋下徹の秘書の梶村です。

公式メールマガジンから橋下の昨年1年間を振り返る企画の続きです。私が担当するコラム「今週のピックアップ」の中から抜粋しました。

読者のみなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。(「⇒」は後日談として書き足しております)

■【橋下徹2018年10大トピックス(下)】

(6)6月12日配信号より抜粋――「真田山陸軍墓地」

全国にたくさんある陸軍墓地のなかでも最古の歴史を持つ、大阪市天王寺区にある「真田山陸軍墓地」。

大阪の都心部にあり、大人気の「真田の抜け穴」のすぐそばにある割には、あまり人影がなく普段はとても静かな場所なのです。日本最古(1871年~)というだけあって老朽化も激しく、その保存が深刻な課題となり、このところメディアにも連続で取り上げられています。年中衛兵に守られ世界中からたくさんの人が訪れるワシントンDCのアーリントン墓地とあまりにも対照的だと、条件が色々と違うとはいえ、橋下が初めて訪れた時にとてもショックを受けた場所です。

西南戦争から太平洋戦争まで少なくとも1万3000人以上の戦没者が眠っている場所なのでぜひお参りに行くべき、と橋下もこのところ家族を連れて何度か訪れています。大阪城周辺にお越しの際は、皆様もぜひお参りに足をお運びください。

⇒その後、国会でも取り上げられ、何とか予算がつきましたね! 全国に点在する同様の兵士の墓地が、きれいに整備し祀られる日が早くきてほしいです。
(7)6月26日配信号より抜粋――「大阪府北部地震」

このたびの地震で被害にあわれた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。

先週月曜朝のちょうど出勤時間帯に、阪神・淡路大震災を思い出させるとても大きな揺れがあり、震源地近くの私の実家や、従業員(ほとんどが大阪府北部住まいです)ともなかなか連絡が取れず、恐ろしい思いをしました。地震の当日は、徒歩で通勤できる者一人しか出勤できず、関係各所の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。

橋下家も大阪府北部なのですが、たまたま住まいのマンションはそこまでの強い揺れはなかったようで、被害は無かったそうです。

ご心配を頂いた皆様、ありがとうございました。法律事務所も震度6地帯ですので、いろんなものが割れたり落ちたりしてしまいましたが、昨年改装時に書棚などを固定したり、少し備えていたのが幸いし、大きく家具が倒れたりはしませんでした。これを機に、備蓄や備品の固定を再度見直しています。

まだ被災地では大変不便で不安な思いをされている方がとてもたくさんいらっしゃいます。一日も早く復旧されますようお祈り申し上げます。

余震もまだあり、まだ心配ですね。早くゆっくり眠れる日が来てほしいです。

⇒その後、記憶に無いくらいの強い台風被害にも見舞われた大阪。年末の今でもたくさんブルーシートの屋根や曲がった標識など爪痕を見かけます。来年はこのような災害のないことを祈るばかりです。

■新著が続々発売されました

(8)7月10日&17日配信号より抜粋――「韓国視察」

本来は板門店へ行くことが今回の視察の一番の目的だったのですが……またしても前日に米朝関係会合準備のためNGが出てしまい、行くことができませんでした。

代わりに、ではないですが仁川空港から北に数十分車で走った、北朝鮮との国境すぐそばの「烏頭山統一展望台」へ行くことができました。そこは望遠鏡をのぞけば、北朝鮮の町並みを見ることができる、韓国唯一の展望台なのです。韓国人でも外国人でも、だれでも数百円で入場することができます。

作りこまれた板門店とは違って、対岸の北朝鮮「宣伝村」の(おそらく)普通の国民の生活を見ることができます。自転車で農道を走ったり、運動場に集まっていたりする姿が見えたのが新鮮で、橋下はいつまでも望遠鏡をのぞき込んでいました

名前からしても、地理的にも、韓国側から見られることを意識して作った町なのかもしれませんが、それにしても質素で貧しそうな町並みです。見えるところでこれなのだから、南側から見えない実態はどれほどなのだろうと思ってしまいます。

漢江が海に流れるあたりで、一番狭いところでは北朝鮮側と460メートルしか離れていません。いつかこの川を自由に行き来できる日が来るのでしょうか。こちらの展望台は、仁川空港から近いので、観光スポットとしてもおススメです!

また今回の韓国出張では、韓国内で唯一外国人が入ることが出来る、「江原ランド」へ、賭博依存症対策の勉強に行って来ました。

ソウルから車で東へ4時間弱。それだけでも依存症対策になっている気がしますが、日曜だったその日は韓国中から物凄い数の来場者で賑わっていました。入場料は約900円と、日本で予定されている6000円よりかなりお手頃です。

ただ、連続で通える回数や頻度が決められており、併設の依存症センターでのデータ管理によって、依存症の疑いのある人の入場を厳しく制限していました。年間5000人ほどが「出入り禁止」になるようです。その出禁によって、依存症を克服した人が依存症センターでカウンセラーなどをして働いておられるそうです。

しかし、それでも施設の周りには質屋さんがずらり。特に車の質屋が目立ちました。近隣に住み着いてしまって帰らない(帰れない?)人がたくさんいるのだそうです。

依存症対策として厳しく取り締まっても、まだまだ追い付いてはいないのと、かつて大流行したパチンコが10年前から全廃されていることやカジノの国全体での総量制限(賭け額の上限)が需要にまったく足りていないことから、闇賭博に流れる人も相当数いるようです。

依存症センターのお話では、賭博依存症の治療法の8割は、アルコールや薬物依存症の治療と同じだそう。日本もカジノだけ取り締まっても意味がなく、賭博全体の依存症をケアする機関が必要だと思いました。

(9)9月11日配信号より抜粋――「新著が木曜に発売されます」

朝日新書より、橋下の新著『政権奪取論 強い野党の作り方』が13日木曜に発売されます。大阪都構想実現のため国政への着手が必要になった経緯、日本維新の会設立から拡大の段階での苦労や反省点、今の野党への提言などをぎゅっとまとめた304ページです。こちらのメルマガを日頃ご覧いただいている皆様にもぜひお手に取っていただきたい一冊です。

ちなみに、Twitterのトップにこの本の表紙の写真(新聞記者さんと真剣に話しているときの写真です)を固定掲示したら1日で1000人くらいフォロワー減りました(笑)

ぜひそちらもチェックしてみてください!

⇒その後、10月に『憲法問答』(徳間書店)、2019年1月8日には『沖縄問題、解決策はこれだ!』(朝日出版)と出版が続いています! メールマガジン配信元のプレジデント社さんからも来年はこちらのメールマガジンを元にした本を出版する予定です。お楽しみに!
(10)11月27日配信号より抜粋――「大阪万博開催決定!」

橋下が大阪市長時代に2025年開催を狙う、と宣言してから約4年。選出された瞬間、橋下は自宅で見守っていましたが、本当はパリまで駆け付けたい気持ちだったようです。

あのなんとも残念な、荒れ放題の埋め立て地の使い途が決まって、一大阪市民としてもホッとしました。

前回の大阪万博は過去映像でしか知らない世代なので、今から7年後がとっても楽しみです! 行列に耐えられる健康な体でいなくては! と奮起した日でした。

⇒直前に投票権を持つ国が突然40カ国も増えて全く票読みできなかった大阪。橋下もかなりドキドキしていたようで、決まったときには近年見たことないくらい嬉しそうな表情でした! 大阪・関西にとっては今年一番のニュースでしたね。

(ここまでリード文を除き約3100字、メールマガジン全文は約1万700字です)

※本稿は、公式メールマガジン《橋下徹の「問題解決の授業」》vol.133(12月25日配信)を一部抜粋し、加筆修正したものです。もっと読みたい方はメールマガジンで! 今号は《【2018「問題解決の授業」総集編】「今年のベストレストラン」も掲載します!》特集です。

(前大阪市長・元大阪府知事 橋下 徹 写真=iStock.com)

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