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「140字で共感を呼ぶ」No.1インフルエンサーがバズる文章の鉄則を教えます

プレジデントオンライン / 2020年4月19日 11時15分

男性でありながら、女性として生活する大島薫さんならではの「男女の心理学」に関するツイートが多くの共感を呼んでいる。バズる文章のコツは「多角的にものを考えること」と語る大島さんに、短くても伝わる文章のノウハウを聞いた。

■さまざまな読み手の立場を想像する

「伝わる文章」といってもさまざまなパターンがあって、「あるある」のように共感を呼ぶものや、新しい発想や視点が得られるものなど、必ずしも正解があるわけではありません。僕の場合はこれまでいろいろな業界を渡り歩いてきたこともあり、そこでの経験も文章に反映するようにしています。

「新しい発想」「新しい視点」を得るためには、とにかく外に出て人に会うことが大事。飲み会でも趣味の集まりでも、そこで新しい発見があったりするじゃないですか。ツイッター上のやりとりのなかで生まれる発想もありますけど、やっぱり現実社会でいろいろな業種の人、いろいろな立場の人とコミュニケーションをとるほうが、プライベートの面でもビジネスの面でも得られるものは大きいと思います。

そうして得た経験を文章にして「多くの人に伝える(=バズる)」ためには、いくつかポイントがあります。

■抽象的な書き方では伝わらない

ひとつは「一から十まで丁寧に説明する」ということ。特にツイッターでは、含みを持った書き方、抽象的な書き方では伝わらないことが多いんですよね。140文字という制限はありますが、そのなかでいかに的確な言語表現を選んでいくかがポイントになります。日本語は英語よりもひとつのセンテンスが短く、文字数制限のあるツイッターに向いているといわれています。僕は漢字とひらがなを使い分けて文字数を確保するように心がけており、またそのほうが読みやすいという利点もある。

あとは、ひとつの文章のなかで対立構造をつくっておくのもポイントです。「誰が敵なのか/誰に味方しているのか」という自分の立場を明確にしておけば、共感してくれる人だけではなく反対する人もツイートを拡散してくれるんです。もちろん対立を煽るわけではないですが、どんな意見でも賛否両論あるのが自然なことだと思うので。自分のスタンスをハッキリさせたうえで、敵と味方が断罪し合うのではなく、平和的な見直しができるようなツイートを心がけています。もし自分の文章が伝わらなかった場合や批判を受けた場合でも、「こういう立場の人には、こういう表現では伝わらないんだ」というデータを集めることができます。

もうひとつ重要なのは、ものごとを多角的に考えること。特に、さまざまな読み手の立場を想像することが大切です。例えば「自分の足で歩いていこう」という内容の文章を書くときには、「もし足に障がいのある人が読んだらどう思うだろう」と想定しておく。人によって育った環境や価値観は違うので、さまざまな角度からものを考えて「誰が読んでもこれなら伝わる」と思えたものを書けば、自ずと多くの人に伝わる文章になるはずです。

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大島 薫(おおしま・かおる)
タレント
作家、元セクシー女優。著書に、『ボクらしく。』(マイウェイ出版)など。

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(タレント 大島 薫 構成=山本大樹)

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