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いつも妻をイラつかせる夫が無意識に連発する「語尾の3文字」

プレジデントオンライン / 2021年6月13日 11時15分

出所=『不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方』

相手をカチンとさせずに会話するにはどうしたらいいのか。心理カウンセラーの五百田達成さんは「夫婦の会話の地雷のひとつは、語尾にあります。『このシャツ。洗った?』だと洗うのが当たり前という感じですが、『洗ってくれた?』と3文字足すだけでまろやかな印象になり感謝の気持ちを伝えられます」という――。

※本稿は、五百田達成『不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。

■「語尾にご注意」夫婦間で何かを頼むなら“疑問形”で円満

【夫婦の話し方の○と×】その1
×「~やってよ!」と指示する
○「~やってくれる?」と頼む

「牛乳買ってきて」「醤油取って」

多くの人が、夫や妻になんの気になしに言ってしまっているはず。でも常識ある大人同士の会話なら、次のように言うのが正解です。

「牛乳買ってきてくれる?」「醤油取ってくれる?」

言っている側はそんなつもりはないかもしれませんが、「買ってきて」も「取って」も、文法的には立派な命令形。「買ってこい!」「取れ!」と同じ仲間なわけです。

コミュニケーションをまろやかにしたいとき、よい働きをしてくれるのが疑問形です。夫婦間で何かを頼むときは、命令形は避けて疑問形にしてみましょう。

常日頃から相手が何かをしてくれることを「当たり前」と思っていると、この疑問形はすんなりとは出てこないでしょう。

夫婦によっては役割分担がきちんとされていて、妻か夫のどちらかがやると決まっているかもしれません。だとしても夫婦間で「相手がやってくれて当たり前のこと」なんて一つもないのです。むしろ相手が何かをしてくれたら「やってもらっちゃってすまないねえ」と罪悪感を抱く、「借り」を感じるくらいがちょうどいいのです。

■「してくれた」と言う。「してあげた」と思わない

そうやって相手の提供するサービスを当然と思わなければ、たとえば「このシャツ、洗った?」は「このシャツ、洗ってくれた?」と言えるようにもなるでしょう。「くれた」というたった3文字を足すだけで、そこに相手への感謝の気持ちが付け加わるのです。

五百田達成『不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
五百田達成『不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

ちなみに、もう少し上級の疑問形テクニックもあります。たとえば、相手にそろそろお風呂に入ってもらいたいのに、スマホやテレビに夢中になっていてその気配がまるでないとき。「早くお風呂に入ってよ!」ではなく、「お風呂に入っちゃってくれる?」のほうがベターです。

さらに一層まろやかな言い方が「お風呂、入る?」

「あなたはお風呂に入るの?」と主語を相手にすることで、言われたほうは「文句を言われた」という気持ちが減ります。「そうかそうか、ついスマホに夢中になってしまったけれど、そろそろお風呂に入るべき時間だ」と自分で気づき、いそいそと準備を始めるかもしれません。

ただし、これはかなり相手の察する力に頼ったコミュニケーション。そもそも「お風呂ぐらい自分からさっさと入ってよ」と思う気持ちもわかりますので、ご参考まで。

さて、相手がしてくれたことを「当然と思わない」のが重要である反面、自分が何かしたときに「してあげた」と思うのはNG。

「俺が皿を洗ってあげた」「私が料理を作ってあげた」などと恩着せがましく思うと、「これだけしてあげたのに、なんであなたは何もしないの?」という気持ちが芽生えてしまいます。

簡単ではないことは百も承知ですが、夫婦間では何かにつけて「してくれた」と言い、「してあげた」とは言わないことが大事。依存・甘えはそういうところからスタートするのです。

POINT 疑問形を使うとまろやかになる

■全然ほめてくれないなら「お皿洗い完了です! ほめてください!」

【夫婦の話し方の○と×】その2
×「ほめてくれない」と不満をためる
○「ほめて!」と無邪気にアピールする
出所=『不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方』
出所=『不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方』

前項では、恩着せがましく「してあげた」と思わないことが大事と言いましたが、相手のために何かしたら「ほめてもらいたい」と思うのが人情です。

それでも、相手は「やってくれて当然」と思ったり、そのことに気づかなかったりして、全然ほめてくれない。それではストレスがたまるし、イライラしますよね。

そんなときは、「これだけやったのだからほめてほしい!」という気持ちをハッキリ表現するべき。ポイントはストレートにぬけぬけとアピールすることです。

その時、「洗濯物、取り込んだよ」「お皿、洗っておいたよ」と、やったことだけをアピールするのでは不十分です。単なる報告だと「うん、わかった」と言われて終わってしまうのがオチです。なんなら、「じゃあ、次はこれね」なんて言われてしまうことも。

目的は「ほめてもらうこと」なのですから、

「洗濯物取り込んでおきました! すごくないですか?」
「お皿洗い完了です! ほめてください!」

とアピールします。

「自分からアピールするのはプライドが許さない」「あくまで自主的にほめてほしい」と思うかもしれません。気持ちはよくわかります。

でも、ひと言足すだけで「わ、ありがとう!」「ひゃー、助かる!」などと言ってもらえるなら、もうけものだと思いませんか?

■どんな料理でも「おいしい!」「さすが炒め物の魔術師!」

自分からアピールするのに抵抗がある人には「リピート・アフター・ミー」というテクニックもあります。

友人の女性(主婦)は、夕ご飯を食べる前に必ず「◯◯ちゃん(自分の名前)、今日もおいしいご飯をどうもありがとう!」と家族に向かって声高らかに宣言しているそうです。

こう言われると、夫も子どもも無視はできませんから、英語の教師から「リピート・アフター・ミー」と言われた生徒のように、「はい、どうもありがとう!」と繰り返すのだとか。これなども、巧妙に相手から「ほめ」を引き出すテクニックですね。

半ば強引にでも「すごいね」「ありがとう」とほめさせる家庭と、お互いに意地を張って何も言わない家庭とだったら、当然前者のほうが、明るい空気に包まれます。ほめるというポジティブな言動にはそういう効果もあります。

というわけで、夫や妻、ほかの家族を巻き込んで、半ば強制的にでもほめさせるのはとても大事なのです。

もちろん、お互いに自然にほめ合うことができたら、それが理想です。

たとえば妻や夫が作った料理には、どんな料理でも「おいしい!」と言っていきましょう。炒め物を上手に作る夫に対して、フライパンを振っているそばから間髪入れず「さすが炒め物の魔術師!」などと言ってもいいでしょう。

調理
写真=iStock.com/Tashi-Delek
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Tashi-Delek

それが事実かどうかは関係ありません。なんなら本当はそう思ってなくても構いません。ウソでもいいのです。

「(お互いに)何かされたらすかさずほめる(思ってなくても)」という決め事にしてしまうのが、一緒に気持ちよく生活するための隠れたコツです。

POINT 「ほめて」と要求して、明るい空気を作る

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五百田 達成(いおた・たつなり)
作家・心理カウンセラー
1973年生まれ。東京大学卒業後、角川書店、博報堂をへて独立。コミュニケーションをテーマに執筆・講演を行う。『察しない男 説明しない女』ほか著書多数。

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(作家・心理カウンセラー 五百田 達成)

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