1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

社会的知能を持つ会話AIでSociety 5.0の実現へ 早稲田大学発スタートアップ「エキュメノポリス」設立

PR TIMES / 2022年5月9日 16時45分

ビデオ会議やメタバース環境など、様々なシーンでのAIとの会話体験サービスを実現するための会話AIエージェントプラットフォーム「LANGX」と、英会話学習支援エージェントサービス「InteLLA」の開発

会話AIエージェントサービスのプラットフォームを開発する株式会社エキュメノポリス(本社:東京都新宿区、代表取締役:松山洋一、以下「当社」)を2022年5月2日に創業いたしました。

当社は、早稲田大学グリーン・コンピューティング・システム研究機構 知覚情報システム研究所の会話AIメディア研究グループの研究員らが中核となって設立された大学発スタートアップです。デジタル化が進む未来社会「Society 5.0」において、各産業の労働集約的な対面業務を支援・代行するための会話AIエージェントプラットフォームを開発し、人間とAIが協調して各事業者の生産性と品質の向上の実現を目指します。

2022年5月11日~13日、東京ビックサイト「AI・人工知能EXPO」にてブース展示を行います。



【人間とAIの豊かな共存世界を創出】
[画像1: https://prtimes.jp/i/101029/1/resize/d101029-1-6d2178b5a7151993f27d-6.jpg ]

開発している会話AIエージェントプラットフォーム「LANGX」(ラングエックス;Language Experience Platform)は、ビデオ会議やメタバース環境など、様々な使用シーンでのAIエージェントとの会話体験サービスを実現するために以下のような主要機能を提供します。


意図推定:音声・言語・顔画像、視線情報等を入力として特徴抽出し任意の抽象度の意図情報を認識します。
インタラクション制御:ユーザーが発話を継続する意図があるのか発話を終了したのかを判定する機能や、発話の被りが発生した際に解決するような機能など、タイミング制御に関わる一連の機能群を提供します。
発話動作生成:対話の状態に合わせて、談話的・統語的な情報から各種ジェスチャーの軌跡を生成したり、ユーザーが発話している際に同調的な表情や頷きの生成をするなどの言語・非言語動作を生成します。
会話能力判定:ユーザの会話能力を判定します。 語学学習支援アプリケーションにとどまらず、広くコミュニケーション能力判定に利用されることが期待されています。
Human-in-the-Loop 機械学習:会話AIエージェントサービスを実現する上での各種のパターン認識(例:意図推定や能力判定)や、対話シナリオのデータ収集を不特定多数のクラウドワーカーにタスクとして依頼して高品質のデータを生産します。
対話制御:上記サービス群をオーケストレーションする対話制御サービス。 ユーザーはそれぞれのビジネスロジックに沿って対話シナリオを自動・半自動に記述し、ビデオ会議やXRのデバイスを通して会話インタラクションを実現することができます。


現在、LANGXによりサポートされる会話のパターンには、インタビューのようにユーザーの情報を適切に引き出せる質問を行うものや、ミュージアムガイドのようにユーザーの興味に応じて説明を展開するようなものがあり、今後、窓口業務や小売の現場などで人間とAIエージェントが共同意思決定を行えるような、各産業での活用シーンを見据えた多様な会話パターンがサポートされていく予定です。また、ユーザーの興味や対話履歴に基づく会話のパーソナライゼーションには量子コンピューティング技術も活用されています。

【自然な対話で学習者の潜在的な能力を引き出す言語学習支援エージェント InteLLA】
[画像2: https://prtimes.jp/i/101029/1/resize/d101029-1-42453a87030238b9b29c-0.jpg ]

LANGXをフル活用した最初のサービスとして、言語学習支援エージェント「InteLLA」(インテラ;Intelligent Language Learning Assistant)の製品版リリースを2023年に予定しています。2022年度中にベータ版による大規模な実証実験が行われる予定です。InteLLAは、言語学習者の習熟度や理解度に合わせて会話を調整することで能力を最大限引き出し、言語運用能力を効果的に評価することを目的に開発されました。ユーザーはウェブブラウザ上でビデオ会議のように手軽にInteLLAとの会話を始めることができます。人間のインタビュアー同様に自然な発話タイミングの制御や非言語的なやりとり、適応的な対話戦略を通して自然な会話を実現し、学習者の潜在的な会話能力を発揮させることを促します。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=RzCq5Z4cDBk ]

InteLLAは、革新的な教育の取り組みを表彰する英国の世界最大級の教育コンテスト「QS-Wharton Reimagine Education Award 2021」におけるLearning Assessment Category(能力判定部門)にてBronze賞(銅賞)を受賞しました。現在、早稲田大学の英会話授業での導入が予定されているほか、それ以外の主要大学や学習塾、英会話教室での導入が検討されています。


【創業チーム】
代表取締役の松山は、早稲田大学 基幹理工学研究科 情報理工学専攻で博士号を取得後、米国カーネギーメロン大学にてダボス会議公式バーチャルアシスタントの研究開発プロジェクトや米Google、Microsoft、Yahoo!などとの各種会話AI産学連携プロジェクトを主導し、帰国後の2019年度に早稲田大学 知覚情報システム研究所に主任研究員(研究院 准教授)として着任しました。その他経営陣には、国際経験豊かな技術経営コンサルティング出身の最高戦略責任者CSO、AI・ロボット分野の研究開発マネージャー出身の最高執行責任者COOの就任が決定しています。

研究開発メンバーには、音声対話システム、自然言語処理、機械学習の研究者、VR/AR技術者、応用言語学者、建築家、アーティストを擁し、その約半数以上は博士号取得者で構成されます。国籍も日本、米国、フランス、ポーランド、コロンビアなど多岐に渡り、今後も世界トップクラスの研究者・技術者の積極的な採用を予定しています。

早稲田大学の知覚情報システム研究所発スタートアップとしては、人間-AI協調フレームワーク開発を行う株式会社知能フレームワーク研究所(https://www.iflab.co.jp/ja/)も先行して創業されており、当社とシナジーを生み出していきます。


【早稲田大学提携VCによる創業支援】
当社は、早稲田大学提携VCのBeyond Next Ventures株式会社(https://beyondnextventures.com/jp/)およびウエルインベストメント株式会社(https://www.weruinvest.com/)と共に創業準備を行ってきました。2019~2020年度にウエルインベストメントが事業プロモータをつとめたJST START事業では、社会的会話AI技術を活用したメディアサービスの事業開発を行い、2021年に開催されたBeyond Next Venturesが主催するディープテック特化型アクセラレーションプログラム「BRAVE」では、特に英会話学習支援事業のビジネスモデルのブラッシュアップが行われました。

今後、2022年4月に設立された早稲田大学ベンチャーズ株式会社やスタートアップ・エコシステム形成支援事業GTIEプログラム等との連携も含め、早稲田オープンイノベーションバレー構想の一翼を担うことが期待されています。


【第6回 AI・人工知能EXPO【春】に出展】
2022年5月11日~13日には、東京ビックサイトで開催予定の「AI・人工知能EXPO」の会場で、エキュメノポリスのブース展示を行います(入場無料)。InteLLAのデモ体験をはじめ、当社のビジョンと最新の研究開発の成果の一端をご紹介いたしますので、是非会場にお越し下さい。
[画像3: https://prtimes.jp/i/101029/1/resize/d101029-1-73a2ad52f98aa5698326-1.jpg ]



第6回 AI・人工知能EXPO【春】https://www.nextech-week.jp/spring/ja-jp.html
日時:2022年5月11日(水)~13日(金) 10:00~18:00 ※最終日のみ17:00終了
場所:東京ビッグサイト(南展示棟)、小間番号6-20「エキュメノポリス」
参加方法:イベントサイトより事前登録(無料)の上、会場にお越しください。



【株式会社エキュメノポリス(Equmenopolis, Inc.)】
社名「エキュメノポリス」は、1960年代に夢想された「あらゆる都市がネットワーク化され、ローカル性とグローバル性が両立する理想的な世界都市」という概念「Ecumenopolis」に由来します。冒頭の2文字「EQ -」には、今後人間の共同活動者としてのAIが備えるべき「心の知能」が表現されており、Equmenopolisは「共存する電脳世界都市」を意味します。新型コロナウイルス感染症の蔓延に端を発して出現した新しい社会の局面を前にして、人間とAIが豊かに共存し価値を創造できる社会モデルを提案してまいります。


代表取締役:松山 洋一
本社:東京都新宿区西早稲田一丁目22番3号 アントレプレナーシップセンター内
研究所:東京都新宿区早稲田27 グリーン・コンピューティング・システム研究センター 3階
主な事業:会話AIエージェントプラットフォーム開発およびそのアプリケーションの開発
会社サイト:https://www.equ.ai/
主な採択実績:

国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業」(2020年度採択)
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(START)(2019年度採択)
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)SBIRフェーズ1(2021年度採択)
富士通研究所デジタルアニーラ共同研究(2021年度採択)
Beyond Next Ventures主催アクセラレーションプログラム「BRAVE」(2021年度採択)
グロービス・アクセラレータプログラム「G-STARTUP」(2021年度採択)
Sony Startup Acceleration Program(2019年度採択)


主な協力機関

早稲田大学 グリーン・コンピューティング・システム研究機構
早稲田大学 アントレプレナーシップセンター
Beyond Next Ventures 株式会社
ウエルインベストメント 株式会社
早稲田大学ベンチャーズ 株式会社
株式会社 早稲田大学アカデミックソリューション
富士通株式会社
大日本印刷株式会社
株式会社 e-sia
株式会社 知能フレームワーク研究所
株式会社 内外切抜通信社
オルトブリッジ・テクノロジー 株式会社
Choitek 合同会社
山崎企畫研究所
レビ設計室





【関連するプレスリリース】
・英会話能力判定エージェントシステムInteLLAを開発 https://www.waseda.jp/top/news/77513
・AIの発話計画を富士通デジタルアニーラで高速に最適化する技術を開発 https://www.waseda.jp/inst/gcs/news/2022/02/22/1183/
・社会的会話AIを搭載したメディアサービスの事業化 科学技術振興機構START事業に採択が決定 https://www.waseda.jp/inst/gcs/news/2019/11/29/870/

【本リリースに関するお問合せ先】
エキュメノポリス社 広報担当
info@equ.ai
[画像4: https://prtimes.jp/i/101029/1/resize/d101029-1-c41eadc78c34624a8948-3.jpg ]


企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください