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「千年の草原」をこれからの千年に繋げる「阿蘇草原再生プロジェクト」

PR TIMES / 2024年2月28日 17時45分

日本を代表する音楽フェスのひとつ「FUJI ROCK FESTIVAL」でデザイン監修を行うデザイナー・渡辺明日香氏が「阿蘇草原再生プロジェクト」のキービジュアル・ロゴを制作



[画像1: https://prtimes.jp/i/138295/1/resize/d138295-1-c7c242ec64e2e94ab186-0.jpg ]

公益財団法人 阿蘇グリーンストック(所在:熊本県阿蘇市、理事長:佐藤義興 以下「阿蘇グリーンストック」)は、「千年の草原」と称される熊本県阿蘇地域の草原の保全・活用を、熊本県、環境省、地元市町村や民間企業と協力しながら行っております。
熊本県が世界に誇る阿蘇の草原は、1,000年以上前の平安時代に発行された書物にその存在が記されており、その事からも「千年の草原」と言われています。かつて、草原は家を作り、家畜を養い、農業の堆肥となる貴重な資源でした。しかし、農業の機械化や化学肥料の普及、茅葺き屋根の減少など、農業形態や生活様式の変化に伴い、資源としての草原の必要性は希薄になってきました。さらに、阿蘇の草原を守る上で行ってきた「野焼き」の参加者は50~70歳代の方が半数を占めており、高齢化、人口減少による担い手不足により、阿蘇の草原の面積は、ここ約100年間で半分以下に、直近30年を見ても4分の1近く(面積にして約7,500ha)減少している状況です。

阿蘇の草原は、日本の中でも最大面積を誇る、人が管理することで維持されている草原です。「九州の水がめ」と称される水資源の創出機能や、二酸化炭素を土壌に蓄積させるなど、自然環境や人々の生活に潤いを提供してきました。
阿蘇グリーンストックはこの度、熊本県・環境省とともに 「千年の草原」を守り、次世代に繋いでいく活動「阿蘇草原再生プロジェクト」をより多くの方に周知し、活動していくために、プロジェクトを象徴するキービジュアルとロゴをリブランディングしました。クリエイティブの力で、草原の「いま」を知り「みらい」を考えるきっかけづくりになればと、日本を代表する音楽フェス「FUJI ROCK FESTIVAL」でロゴやキービジュアルなどのアートディレクションを手掛けるデザイナー・渡辺明日香氏を起用し、「阿蘇草原プロジェクト」のキービジュアル・ロゴを制作いただきました。渡辺氏が手掛けたキービジュアル・ロゴは、熊本県、阿蘇グリーンストック、環境省が行う草原保全活動全般の象徴として利用される他、支援への認証、協賛商品などにも活用される予定で、阿蘇の草原への興味・関心の向上、取り組みへの賛同証明として活用します。

阿蘇草原再生プロジェクトについて


プロジェクト概要
阿蘇の草原再生に関する寄付額の増加や野焼き支援ボランティアの増加を目的に、草原の新たな価値創造や効果的な情報発信などのプロモーション事業を行っております。

主な取り組み内容(一部)
・ 阿蘇の草原の魅力、守るべき価値など、草原に関する情報の発信
・ 草原の資源を活用した商品/サービスの開発(売り上げの一部を草原保全活動費へ)
・ 阿蘇の草原維持に積極的に取り組む企業・団体を支援する「阿蘇草原応援企業サポーター認証制度」の運用(新たな担い手や財源を確保する目的)
・ 野焼き支援ボランティア管理システムの開発

公式サイト:http://www.asogreenstock.com/sougensaisei/

阿蘇草原再生プロジェクト キービジュアル・ロゴについて
[画像2: https://prtimes.jp/i/138295/1/resize/d138295-1-77c31c765d2a51c56704-1.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/138295/1/resize/d138295-1-a9adad78d59474222132-3.jpg ]

<デザイナー・渡辺明日香氏 デザイン制作におけるコメント>
阿蘇の印象としては、山の稜線がとてもなだらかで優しいと感じると同時に、カルデラの地形からくる力強さや、荒々しさも垣間見ることができ、唯一無二のユニークな場所であると感じました。メインビジュアルを作る上で意識したことは、「自然環境の循環」です。空、雲、雨、山の稜線、水、炎、地層など、阿蘇で体験したモノ・コトからインスピレーションを受けてデザインを作成していきました。「阿蘇草原プロジェクト」を期に、今まで伝統として受け継がれてきた、美しい自然の景色や人々が今後も守られて行くことを前提に、さらに新しい進化を遂げて行けたら、デザインに携わったものとしても嬉しく思います。

<デザイナー 渡辺明日香 プロフィール>
東京在住。グラフィックデザイナー/イラストレーター、アートディレクター。多摩美術大学 造形表現学部にてデザインや美術について学んだのちに、広告プロダクションやデザイン事務所などを経て、フリーランス。ブランディングやロゴデザインから、イラストレーションやペインティングまで多岐にわたり活動中。カラフルで幾何学的な図形を用い、独創的で印象的なデザインを制作。フジロックフェスティバルのアートディレクションを2017年から手がける。
[画像4: https://prtimes.jp/i/138295/1/resize/d138295-1-e4cdbc8afbb5b7c2120f-2.jpg ]


「千年の草原」をサステナブルな観光と保全を結びつける取り組み


阿蘇くじゅう国立公園の阿蘇には、噴煙を上げる阿蘇中岳を中心に阿蘇カルデラの外輪山まで、日本最大の面積を誇る草原が広がります。阿蘇市の観光客数は、2022年の統計で年間約476万人の方が訪れ、草千里や大観峰といった阿蘇の人気の観光地には、四季折々表情を変える草原景観が広がります。
しかしながら、阿蘇の象徴である草原は過去約100年間で面積は半分以下に減少しました。背景には、農業形態やライフスタイルの変化、高齢化・過疎化などの様々な要因が影響しており、従来からの方法では持続可能な草原保全が困難になっています。そこで取り組んでいるのが、「千年の草原」をサステナブルな観光で活用し、草原を保全する方法です。
普段は立ち入ることが出来ない「千年の草原」を、専門の研修を受けたガイドと同行し、特別な許可を得て低環境負荷なE−MTB(電動マウンテンバイク)や乗馬、パラグライダー等を楽しむアクティビティを開発・提供しています。従来は、眺望の範囲で留まっていた草原が、体験コンテンツとして提供することが可能となりました。その結果、コロナ禍後の約1年で海外を中心に400名以上の旅行者に「千年の草原」の尊さ・価値に共感いただき、体験料を生み出しました。この体験料には、草原の保全料(体験料の5%~)も含め、草原を管理する牧野組合等に還元しています。これにより、観光での草原の活用が保全につながる仕組みとなっています。

公益財団法人阿蘇グリーンストックについて



[画像5: https://prtimes.jp/i/138295/1/resize/d138295-1-029b80a1447f5271dd47-4.jpg ]

阿蘇の緑の大地(草原・森林・農地)を、広く国民共有の生命資産(グリーンストック)と位置付け、農村・都市・企業・行政四者の連携により、後世へ引き継いでいくことを目的としています。
阿蘇は中・北部九州5県(熊本、佐賀、福岡、大分、宮崎)の主要6河川(緑川、白川、菊池川、筑後川、大野川、五ヶ瀬川)の源流地域にあたり、300万人以上の人々がその恩恵を受けており、「九州の水がめ」的位置にあります。また広大な緑の大地は、日本有数の食料生産基地でもあります。
このカルデラ火口丘と草原が織りなす雄大な自然景観は、毎年日本全国・海外から1,700万人以上の人々が訪れる癒しの地でもあり、更に、千年以上も続いている阿蘇の草原には大陸性の希少動・植物も多く生息しており、世界遺産にも匹敵する国民共有の財産とも言えます。
グリーンストック運動は、都市の生活者・団体・企業が阿蘇の生命資産の活用・保全に立ち上がることによって、農村・都市・企業・行政の四者の連携を構築し、この阿蘇の広大な生命資産を保全し、後世に引き継いでいこうというものです。
公式サイト:http://www.asogreenstock.com/

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