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人為的な事故で傷付く野生動物の為に、東京に救護園を作る!

PR TIMES / 2024年4月1日 17時45分

住処が少なくなっている中、交通事故やネズミ捕りシートの事故など人為的な事故で傷付くことも多い野生動物。そんな彼らと向き合う日々で、常日頃から想い描く夢がある。

NPO法人ジャパンワイルドライフセンター(事務所:東京都町田市、代表:佐草和泉)は、のづた動物病院と提携し、環境省・東京都獣医師会からの委託業務の一環として傷病野生鳥獣の救護・治療・リハビリを行っています。



[画像1: https://prtimes.jp/i/122269/2/resize/d122269-2-0dde02305a5dbd532c5b-9.png ]

当団体は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「NPO法人ジャパンワイルドライフセンター(通称:JWC)」の夢です。

日本は島国という土地柄、古くから存在する生物に固有種が多く、その多様性と種数は世界でも有数といわれています。しかしその反面、諸外国に比べ野生動物に関する法律が整えきれていないというのが現状です。
また、アフリカゾウやクロサイ、アムールヒョウなど『海外の野生動物が絶滅に瀕している』という認識はあっても、同様の状況に立たされている国内の野生動物に対して、日本人の危機意識は低いように思えます。

都市開発が進む昨今、日本の野生動物は減少の一途を辿っています。このままでは、現在国際自然保護連合(IUCN)で登録されている絶滅危惧種はもちろんのこと、昔話にも出てくるような身近な存在のタヌキやキツネ、キジ、スズメといった動物も、ニホンオオカミやニホンカワウソが絶滅してしまったように、『気が付いた時にはいなくなってしまった』ということになりかねません。
失ってしまえば復興は困難を極めるこの環境をより適正に保全していく為に、まずは身近な命を救っていければと、当団体では交通事故や窓への衝突、ネズミ捕りシートの事故など、人為的な事故で傷付くことも多い野生動物たちへ治療・リハビリを行い、リリースする救護活動、そしてイベントや講話などを通じ野生動物との正しい関わり方についての啓蒙活動を日々続けています。

[画像2: https://prtimes.jp/i/122269/2/resize/d122269-2-31bc712ec1e6c7e4bea6-1.jpg ]


しかし、当団体は都や自治体で運営しているような施設ではなく、あくまで民間で運営している団体である為、資金にも人員にも収容キャパにも限界があります。収容頭数がオーバーした場合や人手が追い付かなくなってしまった場合には、残念ながら受け入れを停止とさせていただくこともあります。
そういった時、「助けてください」とせっかくお問合わせいただいても「ごめんなさい」とお断りせざるを得ず、今電話先で苦しんでいるその子を助けてあげることができないという現実にいつも歯噛みしています。

野生動物は、最後の最後まで自身の命を諦めません。その姿をずっと見てきたからこそ、そんな彼らに手を伸ばしたいと、何とかしてあげたいと、強く思っています。それが収容施設の限界や人手不足、資金不足といった問題で手を差し出すことすらできない状況はとても悔しいのです。

だからこそ、私達には”叶えたい夢”があります。

それが、『東京都に野生動物の救護園を作ること』です。

この野生動物保護センターでは、現在のように傷病野生鳥獣の救護を行うのはもちろんのこと、この保護施設の中でも運営費を捻出できるようなシステムを作れればと考えています。

[画像3: https://prtimes.jp/i/122269/2/resize/d122269-2-23ba02deb4291db29d1b-0.jpg ]

さとやま保護センター・保護園・野鳥園・猛禽園
ここは、現在のさとやま保護センターの拡張バージョンになります。
さとやま保護園・野鳥園・猛禽園では、リリース不可となってしまった野生動物たちも終生ストレスなく過ごせるような環境を整えてあげたいと思います。

特定外来生物園
ここでは、現在問題となっている特定外来生物を駆除・処分ではなく、終生飼養することで頭数を減らしていくことを目標とします。
早急に解決しなければならないとされているアライグマの増加問題についても、解決策の糸口になる事と期待できます。

防獣試験農園
野生動物の保護が日本で遅れている背景には、日本が農業国家であり、守るべき野生動物の多くが有害鳥獣とされていることが大きいと考えられます。
そんな中で、私達が具体的かつ有用な防獣対策を研究し、広めていくことが可能となれば、農家の被害を防ぐ一助となり、日本での野生動物に対する意識も変えられるのではないかと考えています。

さとやまビオトープ
ここでは、バードウォッチングも可能となるようなビオトープ型の池を作り、野鳥本来の姿を観察できる場所を構築します。
野生動物を守る為には、自然の中で生きる彼らの姿を知る必要もあります。
ここで羽を休める野鳥を間近に見ることで、環境保全の有用さを再認識し、生き物たちとのよりよい共存を可能とする街づくりに貢献できれば幸いです。

ふれあい牧場
この牧場では、特定外来生物として終生飼養せざるをえないアライグマなどの幼獣たちと、危険のない範囲で触れ合い体験することで、命の大切さはもとより、飼養管理の重要性、飼育放棄の危険性を実感していただく場となればと考えています。

環境保全研究所
ここでは、度々当団体のイベントでご紹介している『ワイルドライフファインアート』の常設展示や、『野生動物のことをお子様でも遊びながら学べるようなVR体験コーナー』、『日本で暮らす動物たちについて啓蒙するさとやまミュージアム』、『JWC農園(防獣試験農園)で採れた野菜を使った料理を提供するJWCカフェ』、そして別棟では『傷病野生鳥獣の病理解剖や人畜共通感染症についてなど、専門家指導の下、学生と共に研究する研究室』も作りたいと考えています。



私たちは傷病野生鳥獣の救護を主に活動しておりますが、そもそも本来であれば「野生動物に手を出すべきではない」という見解もあります。それは前提として、正しいことであると私たちも共感しています。

森の中で生まれ、その中で生を全うした彼らの亡骸は、他の動物たちの糧となり、骨は昆虫や小動物の隠れ家となります。命が他の命へと繋がり、循環していく。それが“自然”であり、怪我をして飛べない鳥や親とはぐれた子ダヌキを私たちが助けてしまえば、その命を糧に繋ぐことができたはずの他の生き物の子供たちの命が失われてしまうかもしれない。それは自然の摂理の中では“不自然”なことです。

だからこそ、「私たち人間は安易に野生動物に介入すべきではない」といえますが、しかし、彼らを傷付けてしまった原因が我々人間にあるにも関わらず、"野生動物だから"とそれを見て見ぬ振りするのも、また違うのではないかとも私たちは考えています。

彼らが住処を追われ、人の暮らす街へ現れるようになった原因が、人間が起こしたものだとしても、その叡智をもって傷を癒し、守り、助け、理想的な共存を目指すことができるのもまた人間です。
環境保全を目指す中、彼ら野生動物を助け、正しく知る事は健全な社会環境にも繋がり、私達人間もまた、その恩恵を享受できるものと信じています。


目の前のちいさな命を救いたい。

その想いから生まれた夢を、一緒に追いかけてくださると嬉しいです。
[画像4: https://prtimes.jp/i/122269/2/resize/d122269-2-a3635608e123548c803b-4.jpg ]


「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。

[動画: https://www.youtube.com/watch?v=pL4yo1FLQfc ]



【NPO法人ジャパンワイルドライフセンター(JWC) HP】
https://www.jwc-web.org/top.html

【野生動物について知ってほしい10のこと】
https://readyfor.jp/projects/jwc-monthly#4

【April Dream】
https://aprildream.jp/entry/

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