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欧州での実績を誇るゼロエミッションモデルを日本に導入、20tクラスの中型油圧ショベル「EC230 Electric」

PR TIMES / 2024年3月18日 15時45分

建機のEV化推進施策の“追い風”に

株式会社ボルボ・グループ・ジャパン(代表:ヨハン・ハーバーツ、所在地:東京都港区六本木)は、3モデル目となるEV建機「EC230 Electric」を5月中旬に日本に導入します。「EC230 Electric」をはじめとする20t(トン)クラスのバッテリー駆動式の中型油圧ショベルは、日本での需要の中心的な機種となることが予想されており、欧州での稼働実績に基づく高い信頼性を得て、満を持して日本導入を図りました。



なお、日本導入については、日本販売代理店の山崎マシーナリー株式会社(本社:静岡県磐田市、社長:辻村 敏夫)を通じて行います。

[画像1: https://prtimes.jp/i/135337/2/resize/d135337-2-7ded436453b1abd75b42-1.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/135337/2/resize/d135337-2-38831a872bc3c89e12fe-0.jpg ]


この「EC230 Electric」は、20tクラスの油圧ショベルの中型機市場を見た際、最も多いレンジであり、BEVに適したクラスと考えます。また、BEVでありながら、ICT機能(マシンコントロール)も備えているため、即戦力になる建機と言えます。さらに、当社の建機は30tモデルの効率化により、20tモデルと同じエネルギーレベルでの開発を行っており、30tモデルもBEV化が可能です。

昨年、国土交通省が新設した初回の「GX建設機械認定制度」において、当社の電動コンパクトショベル「ECR25 Electric」※をはじめ、4社計15モデルが認定され、今後、日本市場でのEV建機の普及が見込まれています。さらに、2016年のパリ協定での決定内容を受け、温室効果ガスの削減目標達成に向けた企業の取り組みが加速している中、政府のGX建機認定制度も“追い風”となり、今後、EVモデルの普及期に入ることが見込まれています。

その中でも当社は、ボルボ・グループ内でのBEVコンポーネントの共通化・最適化が可能なこと、欧州での稼働実績に基づく信頼性の高い安定した製品であること、汎用性も高いBEVモデルであることの3つの製品アドバンテージがあり、さらに、ボルボ・グループ内のEVトラックで培ったノウハウを生かし、EV建機の取り扱いに関する独自のトレーニングプログラムも提供可能です。当社は、前述の優位性を訴求することで、市場獲得を目指してまいります。

※「ECR25 Electric」の認定申請者は山崎マシーナリー株式会社です。

■「EC230 Electric」の特徴
23tのEV駆動式油圧ショベル「EC230 Electric」は、従来のディーゼル機と同じ性能がありながら、排出ガスゼロ、低騒音、低振動、よりよい制御性、低いトータル所有コストなどのメリットを有しています。既に使用したオペレーターからは、同等のディーゼル機種のVolvo「EC220EL」の掘削力と比べても遜色がないというだけでなく、サイクルタイムの短縮や騒音の大幅な低減などのフィードバックを頂いております。

1.クリーンでスマート
・ エンジン関係の消耗品がないため、バッテリーのメンテナンスが不要
・ 排出ガスゼロで、低カーボンゾーンでも作業できる静かな動力源
・ 屋内や騒音規制地域でも作業が可能
・ 急速充電オプションにより、連続したシフトで作業が可能
・ 現場の騒音を抑え、作業環境を向上

2.オペレーターの快適性
・ 全ての機械インターフェースは、人間工学に基づく設計により、操作性と効率を最適化しています
・ Bluetoothとハンズフリー機能により、オペレーターがワイヤレス機能に接続できます
・ フロントのワイパー、カメラ、自動ミュート(消音)、パワーマックス機能などの全てに、ジョイスティック上のショートカットボタンを割り当てることが可能

3.その他サービス
・ 各種ボルボ純正アタッチメントが使用可能
・ 燃料効率レポートが確認可能
・ オペレーター研修
・ 機械の常時モニタリング「ActiveCare」を利用可能

■スペック
[画像3: https://prtimes.jp/i/135337/2/resize/d135337-2-48a84ba8cc7ddee1efbc-3.jpg ]

1.バッテリー
バッテリータイプ:リチウムイオン
バッテリー電圧:600V
バッテリー容量(フルパッケージ):264 kWh、396Ah
目安の駆動時間(用途により異なる): 5時間
補助バッテリー電圧:2×12V

2.電動モーター
モータータイプ: PMSM
モーター出力(ピーク):160kW
モーター出力(連続):105kW
動作モードMax/標準モード:1600 r/min

3.電気系統
十分に保護された大容量の電気システムです。防水ダブルロックハーネスプラグを採用し、腐食のない接続を確保しました。メインリレー、ソレノイドバルブには破損防止のためのシールドを施しています。マスタースイッチを標準装備しています。
電圧:24V
バッテリー:2×12V
バッテリー容量: 100Ah

4.走行システム
各トラックには自動2速シフト走行モーターが搭載されています。トラック・ブレーキは多板バネ式で、油圧で解放されます。走行モーター、ブレーキ、遊星ギヤはトラック・フレーム内で保護されています。
最大牽引力:183kN
最大走行速度(低速):3.5km/h
最大走行速度(高速):5.7km/h
登坂角度:35°

5.旋回装置
旋回装置は、アキシャルピストンモーターを使用し、遊星ギアボックスを駆動することで最大トルクを実現しています。自動保持ブレーキと反リバウンドバルブを標準装備しています。
最大旋回速度: 11.1r/min
最大旋回トルク:83kNm

6.騒音レベル
ISO6396に準拠するキャブ内の騒音レベル
LpA:67dB
ISO 6395およびEU騒音指令2000/14/ECに準拠した外部騒音レベル
LWA:97dB

7.下部走行体
堅牢設計のX字型フレーム(グリース潤滑・シールド型トラックチェーンを採用)を標準装備しています。
トラックシュー:2 x 49
リンク幅:190 mm
シュー幅 トリプルグローサ:500/600/700/800/900mm
シュー幅(トリプルグローサHD) :600mm
シュー幅 ダブルグローサ:700mm
シュー幅(ラバーシュー):600mm
下ローラ:2 x 8

8.キャブ
運転席は、開口部の広いドアで出入りがしやすくなっています。キャブは油圧緩衝マウントで支持されており、衝撃や振動を軽減します。また、吸音材を使用することにより、低騒音化を実現しました。全周囲の視認性に優れています。フロントガラスは天井に簡単にスライドアップでき、下部フロントガラスはサイドドアに脱着可能です。
一体化されたエアコン・ヒーター:加圧・ろ過されたキャブの空気は、自動制御のファンで供給されます。14個の吹き出し口からキャブ内全体に空気が行き渡ります。
人間工学に基づいたオペレータシート:調整可能なシートとジョイスティックコンソールは、オペレーターの動きに合わせて独立して動きます。シートは9段階の調節が可能で、シートベルトも装備しており、オペレーターの快適性と安全性に配慮しています。
HVACシステム
キャブ用電動エアコンコンプレッサー
最高出力:2kW
操作時RPM :4000r/min
キャブ用電動ヒーター
最高出力:10kW
HV範囲DC:250~870V

■「株式会社ボルボ・グループ・ジャパン」について
ボルボ建設機械グループの一つである「ボルボ建機」の日本法人。
ボルボ建設は、世界をリードする建設機械のグローバルメーカーとして、アーティキュレートホーラー及びホイールローダ等を製造しており、掘削機械、道路舗装工事用機械及び小型の建設機械では世界最先端のメーカーの一つです。トータルソリューション・プロバイダーとしてファイナンシャルサービス、中古機械の取り扱い、機械のレンタル及びその他の関連サービスを提供しております。
また、ボルボ建機は、190年に渡る建設および革新の経験をもとに、ボルボ建機はテクノロジー開発の最先端に立っています。最新テクノロジーは、高い競争力を維持し、長期的な収益成長を確保するためにはなくてはならないものと考えています。

ボルボ建設機械グループは、ヨーテボリ(スウェーデン)に本社を置き、スウェーデン、フランス、ベルギー、ドイツ、イギリス、アメリカ合衆国、ブラジル、インド、中国、韓国の世界各地に生産拠点を抱えています。世界各地に点在するこれらの生産施設では、ホイールローダ、油圧ショベル、アーティキュレートダンプトラック、土工用・アスファルト用ローラー、アスファルトフィニッシャー、小型機械、マテリアルハンドリング機械を含む、包括的な製品群を生産し、180カ国以上で様々な製品とサービスを提供しています。

■読者からの(販売に関する)お問合わせ先
山崎マシーナリー株式会社 TEL:0538-66-1213
https://www.y-machinery.jp/

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