祖父母と孫のコミュニケーションに関する意識調査
PR TIMES / 2013年12月20日 13時54分
正月しか会えない孫ともっとコミュニケーションを取るには?代替手段の利用意向は高いものの、スマートデバイスの操作・設定が障壁に
調査・マーケティング会社の株式会社イード(東京都中野区 以下イード)は、全国20~50代男女、小学生以下の子どもを持つ方を対象に、「祖父母と孫のコミュニケーションに関する意識調査」を実施しました。
【TOPICS】
■年末年始は孫と祖父母が会える最大のチャンス
今年の年末年始に子供を連れて帰省する人は7割と、多くの人が子供を連れて帰省することが分かりました。子供を連れて帰省する頻度が月に1回未満の人は約7.5割とほとんどの祖父母世代が年に数回しか孫と会う機会を持てていません。
■もっと孫の顔を見せたいが、仕事が忙しく帰省できない傾向
現状より祖父母に孫の顔を見せたいと思っている人は約6割と多くなっています。一方で、実際には仕事の忙しさや交通費が理由となり、帰省できていない現状があるようです。
■コミュニケーションの機会を増やす方法としてビデオチャットツールの利用意向が高いが、不安や障壁が多くサポートの充実が必要
コミュニケーションを取る機会がもっと欲しいと考えている人のビデオチャットツールの利用意向は45.8%、すでに利用している人/利用したことがある人と合わせると65%と高い割合を占めます。利用意向が高いながらも、利用ができていない理由として祖父母の端末操作への不安が挙げられ、祖父母世代へのビデオチャットツールのサポート面が充実すれば孫とのコミュニケーションの機会を増やすことができるかもしれません。
【調査概要】
■調査名: 祖父母と孫のコミュニケーションに関する意識調査
■調査対象: 全国、20~50代男女、小学生以下の子どもを持ち、かつ自分の親と離れて暮らしている方
■回答者数: 計200名
■調査期間: 2013年12月11日(水)~12月13日(金)
■年末年始は孫と祖父母が会える最大のチャンス
小学生以下の子どもを持ち、かつ自分の親と離れて暮らしている人たちは、自分の子どもと親、すなわち孫と祖父母のコミュニケーションについてどう考えているのでしょうか。まず、「今年(2013年)の年末年始に子どもを連れての帰省予定」はありますかと聞いてみたところ、「帰省するつもり」が70.0%と大半を占めました【グラフ1】。やはり年末年始は実家で過ごす家族が多いようです。
その一方で、「年末年始以外に、子どもを連れて帰省する頻度」を聞くと、「月に1回」未満と答えた人の合計は75.5%に上りました【グラフ2】。多くの人が、年末年始を除くと年に数回しか実家に帰省しておらず、年末年始は祖父母と孫が顔を合わせてコミュニケーションを取ることのできる最大のチャンスでもあると言えるでしょう。
■もっと孫の顔を見せたいが、仕事が忙しく帰省できない傾向
そんな中、「もっと、子どもと、離れて暮らす父母が顔を合わせる(コミュニケーションを取る)機会が欲しいか。」と尋ねると、「欲しい/まあ欲しい」と答えた人は60.0%に【グラフ3】。半数以上の人が自分の親にもっと孫の顔を見せたいと考えていることが分かりました。そこで、もっと孫の顔を見せたいと考えている人たちに、頻繁に実家に帰れない理由を複数回答で聞きました。その結果、「距離が離れているため」(44.5%)、「仕事が忙しいため」(41.5%)、「交通費がかかるため」(26.5%)といった理由が上位を占め、物理的な距離が離れていることと、仕事が忙しく長期の休みなども取りにくいことが要因で実家に帰省できていないことが分かりました【グラフ4】。
■コミュニケーションの機会を増やす方法としてビデオチャットツールの利用意向が高い
直接顔を合わせることができない代わりに、昨今スマートフォンやタブレットを活用して行われているコミュニケーション方法のひとつがビデオチャットです。このビデオチャットツールの利用意向について聞くと、コミュニケーションを取る機会がもっと欲しいと考えている人のビデオチャットツールの利用意向は45.8%、すでに利用している人/利用したことがある人と合わせると65%と高い割合を占めました。【グラフ5】。
利用意向が高い人たちに、導入に際しての不安や障害を複数回答で聞くと、「父母が、端末やサービスの操作を覚えるのが大変」(50.0%)、「父母が、使いこなせるか不安に感じている」(49.2%)、「そばにいて教えてあげることができない」(29.2%)といった理由が上位に上がりました【グラフ6】。スマートフォンやタブレットなどの情報端末は使いこなせれば便利な反面、祖父母世代には操作や設定を覚えることが難しいと考えられているようです。また、ビデオチャットツールを「現在、利用していないが、利用してみたい」と回答した人たちに、「サポートサービスが充実していれば、父母にビデオチャットなどのツールを使わせてみたいと思うか。」と聞いてみたところ、「使わせたい/まあ使わたい」と答えた人は81.1%となりました【グラフ7】。また、年末年始以外に実家に帰る頻度が「週に1回以上」と答えた人たちもビデオチャットツールには興味を示しており、その内44.4%が「現在、利用していないが、利用してみたい」と答えています。頻繁に実家に帰っている彼らも、ビデオチャットツールの導入障壁として「父母が、端末やサービスの操作を覚えるのが大変なこと」といった理由を挙げており、情報端末の操作には専門のサポートが求められている様子もうかがえます。利用意向が高いながらも、祖父母の端末操作への不安などが要因となって利用できていないビデオチャットツール。祖父母世代へのサポート面が充実すれば孫とのコミュニケーションの機会を増やすことができるかもしれません。
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