13年越しにつかんだ夢、カーネギーホール。そして、アルベルト・ピッツォの新たなDreamとは

「2011年、私はニューヨークでアメリカンドリームを夢見ていた。カーネギーホールで演奏することをイメージしながら、ホール隣にあるスターバックスに通っていた。」

そう語るアルベルト・ピッツォは、日本在住のイタリア人ピアニスト/作曲家。2024年5月にニューヨークのカーネギーホールでのコンサート出演が決定している。
4歳の頃ナポリ旧市街にある修道院にて、修道女からピアノを習い始めた。煌めく太陽と陽気なイメージの街並みの影には、カモッラと呼ばれるイタリアマフィアが街を統率するリアル。「一歩間違えれば麻薬密売人になっていたかもしれない」と語る瞳の奥には、混沌としたナポリの街で常にしぶとく夢を追いかけてきた彼の本気が見え隠れする。




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当団体は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。 このプレスリリースはMusica Neveの夢を語ります。

厳しくも温かい修道女の教えのもとでめきめきと才能を開花させ、8歳でナポリ国立音楽院に入学した時には既に、音楽院の教会ミサにてオルガン奏者を務めていた。音楽院にてナポリ奏法を叩き込まれ、学生のうちからイタリア国営放送に楽曲を提供していたほど、その才能は認められていた。2004年首席にて音楽院修士課程を修了。
どんなアーティストでも経験する一連の成功と失敗。野心、嫉妬、裏切り、絶望、孤独、焦燥、挫折。全てを味わい尽くし、アルベルトはイタリアからニューヨークへ単身で渡った。持っていたのは片道航空券と夢だけ。

「ニューヨークでは何でもやった。」

最初に住んだのはチャイナタウン。ドアには穴が空いていて部屋にはネズミがいた。
ある時、仕事を探して歩いているとピアノの音が聴こえて、飛び込んだのはブロードウェイ裏にあるイタリアンレストラン。そこはハリウッド俳優も行きつけのVIP御用達の店だった。同じ南イタリア出身のシェフに「今夜からおいで」と気に入られ、瞬く間に看板ミュージシャンとなる。
マイケル・ダグラス、ベン・スティラー、クリス・ノースもアルベルトのピアノに酔いしれたという。マイケル・ダグラスに至っては、彼のプライベートパーティーにて演奏を依頼したほど。

「毎晩のチップだけで充分に暮らせた。」

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その様子を目にしたイタリアのプロデューサーから、イタリアに戻り国内でCDを出さないかと打診がくる。
故エンニオ・モリコーネも所属した老舗映画音楽レーベルCINEVOXからのオファーに胸を躍らせ、ファーストアルバムとなる「Funambulist」（綱渡り芸人の意）をリリース。イタリアに拠点を戻した。
イタリアを中心にヨーロッパ、アメリカ、日本にて演奏活動をしながら、Jazz要素の強いセカンドアルバム「On the way」を、そして2015年に故ルイス・バカロフが指揮を取ったサードアルバム「Memories」をSony Classicから発売。
同年ヨーロッパヤマハアーティストに任命され、プライベートでは音楽院卒業直後の迷いと不安の時期に出会い、心の支えとなってくれていた日本人女性と結婚する。順風満帆のように思えた。
しかし翌年父親となったアルベルトは、再び焦燥の中にいた。いつまでもたどり着くことのないゴールを求めて、曲を書き、鍵盤を叩き続けた。希望の中の苛立ち、見えない将来、不安定な生活、マネジメントへの不満。限界だった。

妻の希望もあり、東京に拠点を移す。
言葉の壁、カルチャーの壁。それでも日本は優しかった。

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すぐにヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスから日本限定ベスト盤となる「AMORE」を発売。銀座ヤマハスタジオにてCDリリースイベント開催。これから全国へ向けて、という時にコロナ禍へ突入する。
コンサートやイベントは全て中止になり、生徒達もレッスンを自粛。彼も例外なく収入を失い悲嘆にくれたアーティストの一人だった。

そんな時に発覚した妻の癌。一家は絶望の淵にいた。
4歳の息子と一緒に妻の闘病を支えながら、夢中で曲を書いた。ピアノだけが彼の精神を繋ぎ止めていた。

それから一年。治療を終えた妻と子どもも一緒に、書き溜めた新曲をロンドンのAbbey Roadスタジオにてレコーディングするチャンスが訪れる。スタジオ１で故ルイス・バカロフの指揮でロンドンシンフォニーと収録してから８年が経っていた。アビーロードのスタジオ１および、有名なスタジオ２の両方でレコーディングしたピアニストは今までにいない。かつてビートルズもレコーディングしたスタジオ２にて二日間で全11曲を録音し終えた瞬間、アルベルトはその場に泣き崩れた。溜め込んできた全ての感情をピアノに託し、吐き出し、解放された瞬間だった。

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楽曲は発売未定。
April Dream１はそう、その楽曲を世に送り出すこと！

ピアノ曲、ラップ、チェロ共演、ソプラノ共演などジャンルも多様で感情が揺さぶられる新曲の数々。アルベルト作品の旋律の美しさは、ピンク・レディーのケイちゃんこと増田惠子さんに楽曲を提供した際（こもれびの椅子 松井五郎氏作詞）にも業界関係者たちから絶賛されている。

[動画: https://www.youtube.com/watch?v=1zqQQLylpw0 ]


2023年、アルベルトはイブラ・グランド・アワード・ジャパンにて横山幸雄氏や熊本まり氏、秦はるひ氏等、著名なピアニストの審査員たち満場一致にてピアノ部門第一位、主催のデヴィ夫人も絶賛し全部門のグランプリに輝いた。日本に拠点を移してから５年。少しずつ彼をサポートしてくれる仲間が増え、チームが広がり、夢へ向かって再び歩き始めた。

April Dream2は楽曲が映画や大河ドラマ、ドキュメンタリーに採用され、たくさんの人の耳に届くこと。そして、その楽曲と共に日本ツアー、世界ツアーをすること。

その一歩として、2024年7月20日（土）に銀座ヤマハホールにてリサイタルが決まっている。
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デヴィ・スカルノ presents　エクセレントピアニスト/コンポーザーALBERTO PIZZO feat.嘯風弄月
～五感を震わす至高の体感～
世界で活躍するイタリア人ピアニストAlberto Pizzoが挑む、新たな日本伝統芸能の可能性
7月20日（土） 15:30開場　16:00開演　銀座ヤマハホール
主催：一般財団法人アースエイドソサエティ
前売一般￥5,000　前売学生￥3,000

ここでもアビーロードで収録した新曲を披露する。
陽気さと哀愁の二面性を持つ、ナポリの街のような彼の音楽。鍵盤の魔術師と呼ばれる超絶技巧、涙の雫のような美しい音色、DNAに流れるラテンのリズム、そしてニューヨークのストリートで培ったジャズコード。
彼の新たな挑戦は、April Dreamに繋がる。

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「ハリウッドの映画作曲家になって、オスカーを獲る」
そう言い続けるアルベルト。
でかい口を叩けるのは才能だ。
また必ず夢を叶えて、新たな夢のステージへ向かうのだろう。
どんな困難も逆境も乗り越えてきた彼が、次はどんな景色を見せてくれるのだろうか。

4月には在日イタリア大使館にてリサイタル。その後ニューヨーク、マドリッド、シチリアでの公演を経て、7月東京にて凱旋公演を予定。
正統なナポリ奏法を引き継ぐクラシックでありながら、唯一無二のアルベルトスタイルを是非体感してほしい。

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https://x.gd/wPoEK


「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。

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