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製造業向け金属3Dプリンター EOS M 290 1kWの販売を開始

PR TIMES / 2024年4月5日 16時40分

-純銅での造形を可能とする高出力モデル-

株式会社NTTデータ ザムテクノロジーズは、製造業向けの高出力金属3DプリンターであるEOS M 290 1kW を2024年4月4日より販売開始します。
EOS M 290 1kWは、金属3Dプリンターの世界シェアNo.1であり受賞歴がある(注1)EOS M 290に1kWレーザーを搭載したL-PBF方式(注2)の金属3Dプリンターです。試作品だけでなく量産品の製造への活用を目的としています。
従来、その伝導率の高さから純銅での造形はレーザーで溶融・焼結が困難でした。今回1kWという高出力レーザーを搭載したことで、より高性能で耐久性、市場競争力のある部品の設計や製造が可能になります。




【背景】
EOS M290 1kWは、これまでEOS製3Dプリンターのカスタマイズを専門とするEOSグループのAMCM社(注3)が、カスタマイズ機 AMCM M 290 1kWとして開発・製造・販売を行っていました。市場での需要が非常に強かったため、この度EOSの標準機としてラインナップしました。

【特長】
EOS M 290 1kWは、宇宙、エネルギー、モビリティ/輸送などの幅広い産業での利用に最適なモデルです。これらの産業でよく利用される、熱交換器やインダクターなど、伝導率の高い銅や銅合金といった従来のレーザー出力では対応が難しい素材の造形に適しています。

■EOS M 290 1kWスペック
造形可能領域(xyz):250×250×325mm
レーザー出力:1kW
レーザー本数:1本
生産性:~55.4cm3/h
スキャン速度:~7.0m/s
フォーカス径:~90μm

[画像: https://prtimes.jp/i/103715/7/resize/d103715-7-e329c78697ee44a9d641-1.png ]

図1. EOS M 290 1kW


【今後について】
現時点で認定済みの材料はEOS Copper CuCpとEOS Copper CuCrZrの2種類です。今後2024年の後半をめどに他の材料も追加予定です。

NTTデータ ザムテクノロジーズではお客様のご希望材料での造形を叶えるパラメータの受託開発も請け負っています。EOSのラインナップにない材料をご希望のお客様は当社までお問い合わせください。
また、AMCM社によるカスタマイズ機の中で需要が大きいモデルは、今後EOS標準機となる予定です。AMCM社はお客様個別のご要望に応じたカスタマイズを行っておりますので、ご希望のスペックがございましたら当社までお問い合わせください。

(注1) EOS M 290は多くのユーザー様に選ばれ、2021年度のEnterprise 3D Printer of the Year (Metals) Awardを受賞しました。 https://3dprintingindustry.com/news/2021-3d-printing-industry-awards-winners-announced-198231/
(注2) L-PBF: Laser Powder Bed Fusionの略称。レーザー粉末床溶融結合法と呼ばれ、産業用金属3Dプリンターで最も一般的な方式です。
(注3) AMCM社HP: https://amcm.com/


ーAMをものづくりのあたりまえにー
株式会社NTTデータ ザムテクノロジーズ
https://www.nttdata-xam.com/

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